第7話 情報提供
分からない人物名等ありましたら、まずは、導入部分をご覧ください。無いとは思いますが、もし、それでも分からないようならコメントでお送りください。気づき次第、お答えしますので。また、その他の質問も随時受付ています。
オレはマルアスから無力スキルの説明を受けたのだった。そして、「ここまでの説明で、ワシが謝罪したい理由については、理解してくれたじゃろう。何か、質問はあるかのぉ?」「ちょっと待ってくれ。無力スキルとパーティーからの追放との関係性が、まだオレには分かっていないんだが……。」「シンシアっじゃったかのぉ。追放されたお主について来てくれていた娘は。あの娘が言っておったのは、全て、パーレによって引き起こされていた物だったのじゃ。だから、お主自身すら気がついていなかったのじゃ。パーレのおかげによる、あの者達への利益は、相当な物じゃったはずなのじゃがのぉ。」「パーレが、あいつらの魔力等を吸収してたせいで、自由が奪われるから、とオレは追放されたんだよ!それなのに、パーレがあいつらに利益をもたらしてたって!そんな馬鹿な!」「天界にいる神々は、全て、ワシの孫みたいなもんじゃから、神託の結果は後にして、お主のパーティーメンバーの様子を見ておったのじゃが、ひどいもんじゃった。パーレは、彼らから、魔法を自由に打つ権利を奪ったかもしれんが、代わりに、魔力切れを起こし難くしたのじゃ。一方で、無力スキルが、元の力を取り戻すに連れて、無力スキルの発するデバフ効果も強くなっていったのじゃ。その結果が、お主の追放という事なのじゃ。」「つまり、あいつらは、オレの無力スキルの被害者だったという事か?」「慢心があったからこそ、起きてしまったのじゃがな。他に質問はあるかのぉ?」「パーレの中にあるスキルはどうしたら、自分で使えるんだ?」「方法は2つあるのじゃ。1つは、パーレを呼んで、パーレに頼む形で使うという方法じゃ。2つ目は、『更新』と、唱える事じゃ。」「『更新』えっ、職業がほとんど無い!?」「職業はのぉ、ワシが神託の際に、分かりやすい様にと、創った物じゃからのぉ。本来、そのようなものは存在しなく、ただのいくつかのスキルをまとめた袋に過ぎないのじゃ。勇者も邪神の復活を遅らせる為に、創った職業なんじゃよ。まぁ基本的には、魔法剣士の上位互換みたいなもんじゃがのぉ。もう質問はないかのぉ?」「はい、そうですね。」「そうじゃ。忘れる所じゃった。最後にお主にプレゼントがあるのじゃ。」
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次回、第8話 プレゼント