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第1話 追放

今まで2話分の導入部分にお付き合い頂いた方、ありがとうございます。しかし、これ以前の導入部分も無駄な物ではないですよ。

〈Aランクダンジョン内〉Sランクパ-ティ-『エタ-ナル・フレイム』は修羅場を迎えていた。「アノス、お前は追放だ」とパ-ティのリ-ダ-のル-ギスが叫ぶ。「どうしてか?」とオレは聞いた。「4ヶ月前ぐらいだったか、お前が教会に2つ目の職業(ジョブ)をもらっていた日があったよな。あの日、オレ達はダンジョンに行っていたんだが、いつもよりも進みが良かったんだ。その時、オレ達は、お前がみんなの足を引っ張っていた事に気づいたんだよ。みんなAランク以上なのにお前だけCランクなはずだよな。」と言い放つ。「戦闘力としてはパーティーメンバーより劣っているのは、分かっていた。だから、戦闘時にアシストしたり、オレがパ-ティ-のために出来る限りのサポートはしてきたつもりだ」とオレは言った。「お前の言い分は分かった。しかし、お前抜きで行ってから、みんながお前についての苦情をよく言うんだ。『アノスがいると自由に攻撃したり、自分の技が打てないから、早くアノスを追い出してくれ』とな。お前の出来る役職は、剣士と魔法使いだよな。オレとウィルとダブる。更に、オレは剣聖で、ウィルは賢者だから、オレ達の方が強い。そのため、お前の居場所はここには無いんだよ。」「つまり、お前が言いたいのは『オレは役立たずだから出ていけ』という事か?」と言うと、「よく理解してくれている様だし、さっさと荷物をまとめて出ていってくれないか?」と返ってきた。オレは、何を言っても無駄だと悟り、荷物をまとめる為に、自室へと向かった。その後姿を見ながら、ルーギスは「良い厄介払いが出来たぜ。」と呟いた。荷物をまとめ終えたオレは、ため息を付き、「これまで迷惑かけたな。もう会う事は無いだろうが、お前達も元気に頑張れよ。さようなら。」とルーギスへと言った。そして、パーティーのテントから出ていこうとした時、後ろから「待ってください」という声がしたのだった。

お読み頂きありがとうございます。

更に、高評価やブックマーク登録して頂ければ、とてもありがたいです。

次回、第2話 理解者

人生そんな捨てたもんじゃない?

さてさて、アノスを引き留めた人とは、いったい、誰だ?

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