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確率変動を獲得したけど強すぎるかもしれない

2話目です!遅くなってすみません。

いつまで経っても通行人おろか、動物すら見かけない。


「やっぱりこのまま飢え死にするしかないのか…?」


そう考えるが、やはり飢え死になんてしたくない。できることだけはしたい。


「とりあえず、周りから探索するか…」


最初は魔物類などがいると思い息を潜めていたがまったくもって動物の気配がしないので俺は周りを探索することにした。

といっても見渡す限り簡素な道と草原しかないので探索もなにもないのだが。

 

「やっぱりなにもないか…。食料すらないとか本格的にやばいぞ…」


数十分ほど探索したがなにもなく、あたりは草しかないので食料もない。このままだと本当に飢え死にしてしまう。

そう考えた俺はとりあえず道にそって歩くことにした。体力を残したかったので通行人を待ちたかったところだが、探索している最中も通行人は来ず、俺から行かざるおえなかった。


そうして何分間は歩いていると道の端っこあたりになにか光るものがあった。


「ん?なんかあるぞ?光ってるし魔石とかそういう類かもしれないな。危険かもしれないしゆっくり行くか。」


俺はそぉぉっと光っている石に近づく。近づいてもなにも起きないので俺は手に持ってみる。

それは以外と温かく、なにかとてつもない力を感じた。


「これは…町で売れば高値で付くかもしれないな!」


まあ俺にとってはただの石なので売ることぐらいしか使い道がないのだが…

そうして石のことを考えていると石が急に強く光りだした。


「っ…!」


次第に光が薄まっていき、光は消えていった。そして石も…


「消えた…」


先ほど俺が手に持っていた石が途端に消えた。それと同時に俺の体が熱くなる。前、あの物置に行って、かかった熱と同じぐらい熱くなる。


「やべぇ…はきそう…」


自分の虹物が食道あたりを駆け巡っていたら急に熱は収まった。


【確率変動を取得しました。】


熱が収まったと同時に頭の中に女か男かわからない声が響き、そう言った。


「へ?確率変動?」


まさかこれは…スキル!?

異世界ものの定番スキル?だとしたら名前的に戦闘系ではないということがわかる。確率変動…ひょっとしたらどのスキルよりも強力かもしれない…!


俺は困惑よりもスキルを取得した嬉しさが勝り、すぐさまにとスキルを試そうとした。


「んーどうすれば発動するのか。名前的には確率を変動するのだから…」


そういって俺は目の前にある平な石を手に取り、表と裏をつけ、投げた。

俺の予想があっているのならこのスキルは確率を自分で変えることができるはず…なら…!


俺は落ちた石の向きは表!と唱え確率変動を石に対して使った。少し体から力が抜けるような感触がした。


ストンッ!


「表だ…」


やはり思った通りだ。しかし一回だけだとわからない。もう一回試してみることにした。


表!


ストンッ!


「また表だ…」


俺は五回ほど続けた。その結果すべてが表になった。このことからやはり確率変動というスキルは自分で確率を操作できるのだとわかる。それと同時にわかったことがある。先ほどから使うたびに体から力が抜けるということはMPかなんかを消費しているのであろう。そして俺は確率を変える量というか質というか、九十九パーセントの確率で手に入るものを百パーセントにするのは少しのMPで済むが一パーセントのものを百パーにするのは多量のMPを消費するのでは?と思い石を一気に十個なげ、すべて表にするようにした。その結果…


バタンッ!


俺はその場で倒れた。意識は失っていないが体に力が入らない。しばらくするとだるいが立てるようになった。


石の様子は…


「十個中八個のみ表…MPが足りなかったというわけか。」


俺が思った通りの結果になった。つまりMPがあれば隕石を俺の目の前に落とす!みたいなことができると。しかしそんな確率を百パーにするほどMPを持っている人はいないと思うのでそこまで最強というわけではないが。


「そうとなったらやるしかない!」


そう。俺は今からここに馬車等が通る確率を百パーセントにしようとしている。道が引いてあることから低すぎるというわけではないのでいけるはずだ。


「お願いします!確率変動!」


ドクンッ


「…う…そ…だ…ろ…そんな…に確率…低いのか…よ…」


そうつぶやき俺は地面に倒れ、意識を失った。



御覧いただきありがとうございました。

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