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-003俺の相棒は『・・・』
今俺の眼前では一方的な蹂躙劇が繰り広げられている。
金髪碧眼高身長に巨乳のお姉さんが大声で叫びながら杖を獲物にし、魔法で魔物を屠っている。
や、や、や、これじゃ足りないな、もうちょい詳しく報告すべきだ。
黄金色の髪をサイドアップに纏めて括り、時折りサラサラと風に靡いて揺れる動きを見ていると綺麗だなーとか思ったり、その小さな唇からは鈴の鳴くようで艶気のあるハスキー声量でハッ! だのヤッ! と気合いの掛け声をあげ俺の耳に届くと心地よい。
スッと眦が細められた一時などは胸の鼓動が高まる。
体の動きに合わせて御胸さんが上下にばいんばいん、とダイナミックな運動を行うと俺の視線も上下にばいんばいんばいん、と追跡する。
―――これを世の男共は眼福と呼ぶ。
ま、そんなことは些細なことだ。重要なのはそこではない、彼女の耳は笹穂型。
―――つまりはエルフである。
そんな彼女は魔法使いで俺のバディ、通称『雷鋼の魔術師』
そして俺は異世界に転移した。
勢いでつい執筆してしまった。後悔している・・・