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携帯だとどーしても短くなる気がする( ̄▽ ̄;)

学園に入学するまでマッハで書きたい。

でも入学したらあんまり考えてないから不定期に拍車が掛かりそう(笑)

翌日。

忍として早起きは当たり前な俺は結界まほ…結界忍術を解いてツリーハウスを引き払った。

ついでに朝飯も調達してしっかり胃に収めた。この森はまだ奥がありそうだし夏休みにでも奥に修行で籠りに来ようと思う。


「取り敢えず今日の入試を乗り切らないとな」


学園の入試科目は筆記、魔法実技、剣術実技がある。

タナカ・タロウとしては目立ってはいけない。こういうテンプレだと100%貴族に絡まれる。厄介事はご勘弁願おう。俺は元日本人だし、謙虚と気配りが美徳なのだ。

街へ入ったら回りの気配を探って、誰も居なければタナカ・タロウに変化する。

因みに俺の本名は前世に忍っぽさを足してハンゾウ・サトゥルコルゼにした。分かりにくいかもしれないけど、サトゥルコルゼは佐藤康太を捩ったもの。

そして特に何事もなく学園に到着する。

俺は受け付けで当日申し込みをしてそのまま試験会場に向かう。

絶対ボロを出さずに平均で乗りきるんだ!!








◇◇◇◇◇◇◇◇

先ずは筆記試験。

事前調べがバッチリな俺はサターム様からしっかりと平均点を聞いている。筆記の平均点はどの教科も概ね70点。つまり65点〜75点の間の点数を取っておけば万事解決だ。


「次は剣術実技か。魔法実技は万を持して最後ってか」


試験管に案内されたのは体育館のような場所。ここで5人ずつ1グループで試験を受ける。

試験内容は|魔工人形(ただの案山子)をどれだけ斬れるか。このとき試験官はフォームなども見ているらしいのでいい具合に普通を演じなければ。ここの平均点とかはよく分からんので周りの人のレベルに合わせよう。つーか俺のグループの試験官なんか怖いんだけど。パッと見は細くて優男っぽい感じだが、たぶんそれは生徒を緊張させないためだろう。強者のオーラを感じる。


「次、タナカ・タロウ君」


「はい」


「試験内容は知っているね?緊張せずにやってね」


「ありがとうございます」




最後はお待ちかねの魔法実技だ。ここでは自分の得意魔法を|魔工人形(ただの案山子)に向かって放つ。

因みにグループはさっきと同じ。

…それにしても、この学園は相当レベルが高いらしい。さっきの試験官と言い今の試験官といい絶対に一流の奴らだ。この人が試験官なら魔力操作を間違えないようにしないと。


「次、エリーゼ・ハルトビニ・ロドムさん」


「はい」


ん?エリーゼ・ハルトビニ・ロドム?ハルトビニ・ロドム?

ま、まさか…サターム様の御子女様か!!

何故かさっきの剣術実技のときには気づかなかった名前に驚愕する。

彼女は軽めにウェーブした金髪に碧眼の、まさに美少女だった。

長いが程よくバランスのとれた手足、女性としての自己主張、どれをとっても完璧に見えた。

彼女は腕を伸ばして詠唱を始めた。


「水の精霊よ。汝の怒りを持って悪に染まりし世界に穴を穿て。《ウォーターランス》」


水の中級魔法。

生み出された水の槍は簡単に的を突き破った。ある程度の障壁が張られていたのに、だ。

若干12歳でまさかの中級。周りも驚愕している。

それもそのはず、中級魔法は一般的な魔導士や魔法使いになれる素質を持った人たちが5年修行をして会得できるもの、と言われている。

つまり12歳でそれが使えるのははっきり言って天才のそれだ。

周りから羨望の眼差しで見つめられるなか、当の本人は少し俺の方を見て微笑んだ。端から見れば惚れてもおかしくないレベルの微笑みだったが、その裏の意味に気づいた俺は喜ばなかった。

─────挑発された。恐らく父親から聞いたのだろう。そしてそれに対して天才の自分と比べに来たのだろう。

売られた喧嘩を買わないのはおとこじゃない。ここはしっかり買わしてもらおう。目立ちすぎないように下級生魔法(・・・・・)で。


「次、タナカ・タロウ君」


「はい」


俺はチラリとエリーゼ様の方に顔を向けてニヤリと笑って見せた。

そしてそのまま手を的に向けた。

この俺の一年の勉強の末に漸く覚えて、恥ずかしがることなく唱えることができるようになった詠唱が文字通り火を吹くぜ!


「火の精霊よ。我汝の力を求むもの。汝の力を持って悪に染まりし世界を焼き払え。《ファイアボール》」


一瞬失望の光が宿った目を驚きが覆う。

彼女が見たのは直径150㎝にもなる巨大な火球だった。

火球は魔力を注げば注ぐほど大きくなる。これはどの魔法に関しても同じだが、注ぎ込んだ上で魔力を上手く制御しないと魔法自体が弾けてしまう。

普通火球は70㎝くらいまでの拡張が可能と言われている。俺はその倍以上をやってのけたのだ。

大量に魔力を注ぎ込まれた火球は的の障壁を溶かし、そのまま案山子を焼いた。


『お気に召しましたでしょうか?』


いたずらっぽく脳に直接声を送ってさらに反応を楽しむのだった。

変なところあったらおせーてください( ̄▽ ̄;)


運動音痴は明日〜明後日くらいにあげます(多分)

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