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プロローグ

はじめまして。

風波 祐氷と申します。


この小説は非常に中二くさい内容となっております。

ちなみに作者の文章能力はほぼ皆無なのであしからず。

 何もない真っ暗闇。

 その中で1つ、人の形をしたモノが浮遊していた。

「ここは……」

 それは声にもならない声でぼそりとつぶやいた。

 そう、それは紛れもなく人間であり、1人の少年であった。

 よく見れば身体はボロボロになっており、まるでケンカでもして負けたような――いや、負けたのである。

 幼なじみを助けようとした少年は無策で突っかかり、そのまま返り討ちにあってしまった。


――なぜこれほどまでに自分は無力なのか……弱いのか。


 昔からずっと思い続けてきたことである。

 周りから期待されていた少年には、初めからそのことに気付いていた。


――自分は期待されるような人間ではない。


 それがわかっていても負けたくなくて、必死に努力をした。


 強くなりたい。

 それでも報われなかった。

 強くなりたい。

 それでも勝てなかった。

 強くなりたい。

 それでも何一つ成果として現れなかった。


「強く……なりたい……」


 少年はもうろうとしていく意識の中、何年も思い続けてきた言葉を必死に発した。

 その言葉を言い終えたことを見計らったかのように、一つの小さな火が暗闇を照らした。

 やがてそれは大きくなり炎へと変わる。

 その炎に少年は無意識に手を伸ばしていた。

 まるで何かを求むように。


『強くなりたい?』


 発せられた声は少年のモノではない。

 では一体どこから――


『強くなりたい?』


 その声は紛れもなく少年の目前の炎からのモノだった。

 しかし少年にはどこから声が発せられたのかどうでもよかった。

 ただ強くなりたい。その一心で、さっきの声に肯定の意を込めてひたすら炎に手を伸ばす。


『恐れずにボクに手を伸ばすか……。気に入った。じゃあ、キミを強くしよう』


 その言葉が終えたと同時に、炎が少年の全体を包み込んだ。

 その炎はとても心地のいいモノだった――

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