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彼はvampire  作者: s.p.
2/2

episode1  告白


 「・・・俺の彼女になってくれないかな?」


 突然ですが、神谷飛鳥17歳、ただいま告白されました。

 あ、あたし普通の女子高生ですから。

 

 でさ、みんなに聞いてほしいんだけど、 

 ちょいちょいいるよね、こーゆーうざったいタイプのやつ。  


 俺様の告白を断るはずがない。

 彼女にしてやってもいいんだぜ?


 みたいなやつ。

 この先輩もそう。

 学校イチ人気とかたまーに聞くけど、

 やっぱりこの高地先輩もナルシストだったらしい。

 生憎だけどあたしそういうので落ちるタイプじゃないんですよー。




 「先輩、」

 「ん?何?」

 「先輩の気持ちはすごく嬉しいです。」

  先輩の顔がぱっと明るくなる。

 「じゃあ、」

 「でも」


 期待させてごめんね先輩。



 「ごめんなさい。」


 今のあたしが誰かと付き合うなんて有り得ない。

 あっちゃいけない。

 だって、そのために転校してきたんだから。  






 もう二度と、恋なんてしないと決めたから。

  

 二度と大切な人を苦しめたくない。




 二度と失いたくない。







 

 「あたしだれかと付き合うって考えられなくて・・・。

  先輩とは、今のこの関係でいたいんです。」  


 付き合うなんてそんな甘いこと、あたしには許されないんだ。



 --------俺がそんなことすると思う?

 --------裏切ったりなんかしねーよ!!


 「ごめんなさい。」



 「飛鳥っ!!!!」





 あたしは先輩に背を向け、そのまま体育館裏から走り去った。

なにやら悩んいる飛鳥ですが、この謎はまた後日。

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