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全てのはじまり
「俺さ、前から神谷ちゃんのこと好きだったんだよね。」
雲ひとつない秋晴れの空に、黄色い銀杏の葉が風に舞っている。
「神谷ちゃんと・・・いや、飛鳥と。
飛鳥と一緒に練習したり、一緒に帰ったりするのがすごく楽しくてさ。」
視線を逸らしながら先輩は言う。
「部活の時だけじゃなくて、教室にいるのを見かけたりするだけで、
すげー苦しくなってさ・・・」
そう、
全てはこの日、
ここから始まったんだ。
「・・・もしよかったら俺の彼女になってくれないかな?」
女子高生×ヴァンパイア ですが、
ヴァンパイアさんはしばらくでてきません。笑
ゆるーくやってきますので、お付き合いくださると嬉しいです。