蒼白の星
掲載日:2025/11/26
ふたり灯したものは
流れ流れて灯籠となってゆく
火を消して解き放たれた冷たい流れの中を漂うときにも
手を離しても ここにいるよ
そんな水色の声は消え入りそうに岸辺を揺らす
この世界の隅々に息づいてゆく蒼色に似て
雲ひとつない青空に浮ぶ微かな白月に似て
水平線に沿って浮ぶ雲の舟着き場で
もう悟ってしまったような顔をしてたひと
霜が降りる白々とした夜に似て
薄雲のヴェールから見えた微かな星は
うっすらと雪化粧をした街明かり
ようようと悲しみは柔らかく舞い降りた夜明け
その顔は諦めたようでも、、
私の為に少しだけ微笑んでみせてくれた




