表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

変わらない日常

 5525

僕は今日も学校へ行く。

いつもと同じ日常を繰り返しに。

いつか変わることを切に願っている。




僕は高校1年だ。

特に勉強する気もなくそこら辺の手頃な高校に進学を進めた。

部活をやっている訳でもないし、友達が多い訳でもない。

ただの高校生だ。


最近も特に変わったことは無い。

朝起きて重いまぶたと共に朝食を食べ、ぼさぼさの髪をさばいてから学校へ行く。

学校に着いてから自分の席につき、眠りにつく。

この時期になると金木犀の香りがする。

いつからこの学校にあるのかも分からない大きな大きな土色の木だ。

とても甘く香り、彼らを強引に意識させてくる。

その強引さが少し僕は嫌いだった。

朝礼が終わってもやることは変わらない。

授業中は寝てても怒られる訳でもないのは、この学校のいい所かもしれない。

そんなこんなで気がつくと放課後になり、することも無く帰る。


学校から家まではそう遠くない。

1人で歩くにはちょうどいい。

僕はこの帰り道が好きだ。

特に目立ったものはなく、田んぼや畑があるだけだ。

だけどこの道を歩いていると自然とこの世界に溶け込んでいるような感じがするからだ。

1日の中で1番有益な時間だろう。

家に着いたらポケットから鍵を取りだしドアを開ける。

僕は一人暮らしだから家に誰がいる訳でもない。

1人でご飯を済ませのんびりと時間を過ごす。

そしてベットに入り目をつぶる。


こんな日常ばかりだ。

そしてそんな日常に僕はあきを感じている。

何かの変化を求めている。


こんなことを考えている自分に少し驚きながら今も眠ろうとしている。

 「明日は何かあるといいなあ…」

そう思いながら僕は目を閉じた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ