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証拠(仮題)  作者: 戌山卓
五月めぐみ
21/24

めぐみ 5

 私の精神面でのケアが功を奏したのか、数週間もするとルイはすっかり元気になっていた。転職活動も再開したが、すぐに働き口は見つからなかったようなので、私が登録している派遣会社にまずは登録してみることを勧めてみた。おそらく涙くらいルックスのよい子であれば、受付業務もできるはずだろう。


 しばらく経つと、私が紹介した派遣会社に登録し、受付業務を募集している会社への面接も済ませ、無事採用の連絡をもらったという。


 すっかり元気になった涙。昔のような笑顔も戻ったようで安心する。


 元気になった涙とその後も定期的に連絡を取り合い、お互いの仲が昔と変わらないくらい濃密なものになったのち、私は涙にこんな相談をした。


「夫が浮気しているかもしれない。もしそうであれば、夫と別れたい」


 彼女はこう答えた。


「浮気していなかったら、旦那さんとは別れたくないってことですか?」

「いや、正直浮気していなくても、別れたいかな」


「なら、別れればいいじゃないですか。ダメなんですか?」


 彼女は純粋だ。それができれば簡単なのに。


「別れたら私はあの家から出ていかないといけない。そしたら、どうすればいい?小さいアパートか何かを借りて暮らしていけばいいのかな」


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