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ゼリービーンズをあげる  作者: Bunjin
第三章 高橋 摩唯伽
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34 門出の舞台

 バレンタインデーを迎えた。


 僕と摩唯伽はこの日の夕刻から本当の意味で未来に進むことになる。二度までもその時刻を迎えることなく過去に戻って来たのだ。しかし、これからは誰もが平等に時を刻んでいく。






 今、僕と摩唯伽はその希望に満ち溢れた舞台に二人で並んで立っていた。





「新郎 博基、あなたは摩唯伽を妻とし、健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り愛することを誓いますか?」


「はい、誓います」



「新婦 摩唯伽、あなたは博基を夫とし、健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り愛することを誓いますか?」


「はい、誓います」




 そして、摩唯伽が僕に手作りのゼリービーンズを差し出す。


「あなたに

 私の

 ゼリービーンズをあげる」





      この二人に神の祝福を!


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