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自転車のあの日

作者: 花山みつる

少し家から近い寿司屋に行こうと、自転車を走らせた。いくつか交差点を通り過ぎて、少し急な登坂。立ち漕ぎをしながら自転車を漕いで僕のシャツが汗ばんできた。夏の匂いがするなあ。もう補助輪を付けなくてもいい自転車になったのに、いつまでも子供みたいなことをしている日々。あれはそう、一昨日の事だったか、いい歳になったのに夜更けになってワンルームのマンションの家から出たら、親友の保一(やすいち)と待ち合わせしてた近くの誰も居ない木の葉公園のジャングルジム、滑り台で派手に遊んでいて、僕達は不審者として警察に通報された。弁解を聞いてくれたお巡りさんも、少し笑っていたように見えて許してくれた。そんなことばかりをあいつと出会ってからしている。保一は怖いもの知らずで、敵ばかり出来ちゃうタイプなんだけど、気にもしてない様子で、少し心の内が知りたくなってくるうちにどこか似ていて、親友になっていた。


寿司屋には、今度の仕事で行く予定だった。僕はオフィス柳瀬とゆう79歳にもなる柳瀬社長と契約していて、彼の依頼したお店でのグルメライターの仕事をしている。柳瀬社長と契約している腕利きのライターは数名、各々が依頼されたお店で写真を撮り、味覚、お店の雰囲気の良いレポートを書き上げ、それが「柳瀬の爛々グルメ」とゆう雑誌になって発刊される。もちろん取り仕切って書いているのは柳瀬社長。しかし、柳瀬社長は出歩かず、依頼されたライター達が走りまくっているとゆう闇の裏事情は読者層にも明かされていない。

僕が柳瀬社長と知り合ったのは、ある日、老人と路上で自転車でぶつかってしまった相手だった。曲がり角で、右に曲がった途端向こうから歩いてきた柳瀬社長と鉢合わせしてぶつかってしまい、社長がお尻から路上にひっくり返ったのだ。僕は、慌てて

「すみません、大丈夫ですか」と声をかけ、救急車でも呼ぶことになったらどうしようかと思っていたら、社長がゆっくりと立ち上がり「いや、大丈夫だよ。そちらさんに怪我は無いかい?」と言われて、老人を相手にして恐縮してしまい、深深と頭を下げていたら、僕のリュックがドサッと頭からアスファルトの上に落ちて、社長が滑稽な僕の姿に大笑いしたのだ。少し、ファスナーが開いていたリュックからペンケースが落ちていて、拾い上げてリュックにしまおうとしてたら、社長が

「勉強でもしてるのかい?学生さんに見えるけど」

「若く見られるんですよ。もう30は超えてます。若く見られて羨ましがられるより、親友はこの呆れるほどの童顔に笑いっぱなしなんですよ、ひどいでしょ?」

「そちらさんは、物怖じしないで話すねえ。初対面の私に」

そう言われると思った。いつもの癖だ。見知らぬ人に声をかけられてもキョドってオロオロしないで話す僕の癖だ。それは昔やっていた接客業で身についてしまってからずっと離れない。ただし同性の男性の前では、とゆう、いわく付きのものだった。

「そちらさんは、お店のアポを取ってくる会話術に活かせるねえ」

「えっ?」

「ちょっと話いいかい?」

と、そこでオフィス柳瀬の話を聞き、ライターのひとりとして勧誘された。副業でも構わないと言われた。

「でも、僕、車の運転が出来ないんです。あちこちの店に行くのに行動範囲が狭くて。自転車で1時間は走らせますが」

「自転車で行けるところで構わんよ。車なら車のライターが居るから。それにこの街だけじゃないんだ。新幹線や飛行機を使って遠い街のお店の取材もして貰う仕事で」

「少し考えさせてくれますか」

とゆうと

「いきなりな話でそうだよね笑」

と、社長の名刺を貰って気が向けば連絡することになって、そこで別れた。社長のスーツのズボンのお尻が少し破けていた後ろ姿を見送って、また恐縮な気分になっていた。


保一に相談しようと思っていた。もう長い付き合いの仲だ。

電話して3コールで出てくる

「…とゆうわけなんだけど、スーパー銭湯の男風呂の掃除のバイトだけじゃ生計も成り立たずで、オフィス柳瀬の仕事してみようかな」

「吾郎、お前、女性恐怖症じゃないか。女性の前で赤面してモゾモゾするから接客業のバイトも首になって、スーパー銭湯の男風呂の風呂掃除のバイト始めたところだろ?お店に行って突撃アポ取って色々出来るのかよ」

「仕事なら、出来るお」

「がたっ。とにかくその仕事やるんなら毎日報告して来て。なんか笑えそうな気もする」

当の保一の方は、便利屋とゆう自営業をしている。家庭の水道故障のお助けマンのような便利屋では無く、ものづくりで、依頼のあった木工品を作っている。舞台用の木のオブジェから魚のイワシの姿をした木工細工、握り寿司を乗せる下駄のような木の板とか、ペイントされたペットの小屋とか、観光地や城に置いてある顔はめパネルとか、わけのわからない人の腕のオブジェとか全部依頼がある度に彫刻刀とかノコギリを駆使して作ってるのを見たことがある。前は居酒屋のバイトと掛け持ちしてたけど、今は木工細工の依頼数が格段に増えてそれ1本でやってる。その仕事を誇りにしてるあいつは、たまに同業者の大手木工メイカーと寿司を乗せる木の板の台の仕事の取り合いで戦争に勝って、敵を作りまくってて、尚も今、でかい顔をして作業をしているのだ。あいつが(たくま)しすぎた。僕にもその才能があれば雇ってもらってたところだが、とりあえずオフィス柳瀬に連絡した。


僕はスーパー銭湯の男風呂の掃除のバイトも兼ね合いながら、オフィス柳瀬の仕事に就いた。連絡先を頼りにオフィスは同じ街の桜川町にあるので自転車で行ける。だから通勤する社長ともすれ違ったんだ。柳瀬社長は元は高級ホテルの一流のコックをしていて、仕事場で負った右腕の大火傷が後遺症で、料理界から離れて、あちこちのお店のグルメリポの雑誌「柳瀬の爛々グルメ」を出して編集長社長としてやってるらしい。書店では「柳瀬爺さんが今日もお店を紹介するんじゃが」の書き方がマニアックな読者の間で好評で、そこそこ売れていると聞いた。


オフィス柳瀬にたどり着くなり、僕はライバル心向き出しの親切ななんとも言えない男、田所と出会った。

「砂川さん、新しく入ってきたんですね。こちらではグルメライターも月に数度の依頼がありますが、雑誌に掲載されるのは社長のお気に召すまま。それで雑誌が売れます。裏でボツな取材もありますんでね、我々共腕の肥えたライターが必要なんですよ、砂川さんやっていけるのかと、にやり」

そこですかさず、メガネをかけた芋い身なりの女性ライター白河の声が入った

「砂川さん、ここは滅多にライター同士顔を合わせることはありません。お好きなように社長に原稿を届けていいんですよ。雑誌に載らない事もありますが、それは個人にしかわかりませんのでモチベーションを下げないようにお互い頑張りましょうね」

僕は女性の前で赤面してしまってモゾモゾと

「あ……あり…がとうございます」

実際オフィスにはこの日顔を合わせたライターは2名しか居なかった。他にはライターが数名飛び回ってるらしい。ここで遭遇しなければ覆面ライターのままだ。あと、事務処理をしている近澤とゆう社長秘書のような30代位のスーツを着た男性がオフィスに在中している。僕の銀行口座の通帳やら、大雑把な契約書やらを処理してくれた。社長にお茶を入れて運んでいる様子を見た。しかし、近澤は

「砂川さん、お互い頑張りましょう」と優しく挨拶してくれた。


オフィス柳瀬から帰ったらマンションの部屋に保一が来てた

「保一、お前さあ、部屋に上がってくるのはいいけど、料理くらい作っといてよ、初出勤帰りでお腹ペコペコなんだから」

「俺に台所を使わせたら、右に出るのものはいないぜー、冷蔵庫の残り物で作ってやるからさあ、正座して待ってろよ笑笑」

「その自信な」

いつも保一の自信満々なところが羨ましい。

食卓に出てきたのは、肉野菜炒め。単に冷蔵庫の残り物をかき集めただけらしいので笑ってしまった。でも味はいい。

「どうだった?仕事」

「そうそうその話……早速もう依頼の仕事が来て、山城町の回転寿司「カエル寿司」への取材なんだよ。今週中に実行して、レポをスマホで送信して、記事が採用されなかった場合は報酬は3割程度で…採用されると、それなりの報酬が貰えて。それから県外に出る時は新幹線や飛行機代も会社の経費で落ちるらしくて」

「あのカエルのマークの看板のカエル寿司?寿司屋から?俺も着いていくわ。なんだかお前頼りないんだもん。こないだもスーパー銭湯で考え事しながら歩いてたら女性風呂の暖簾(のれん)をくぐったって言ってたし、危なっかしいじゃん、お前」

「保一は、余裕で馬鹿なことが出来るからさあ。昨日の公園遊びは警察には通報されたけど法律違反でも無かったしぃ、こないだも葛西とお前がコンビニ行った時に、お前がレジのカゴを頭から被って葛西の後ろから肩をつかんだって、葛西が白目になってて、あんなこと出来るの保一しかいねえよって興奮して話してたしぃ…着いてきてくれたら余計にめちゃくちゃになりそうな気もするけど、めちゃめちゃほっとして助かる。でも保一に報酬は無いよ?いいの?」

「カエル寿司で食べる分お前のポケットマネーで奢ってもらうことでいいかもよ」

「あ、そっか。なら話が早い。早速明日行くんだけど、今日中にお店の取材アポ取っとかないと」

「お前は、バカだなあ。突撃アポ取りじゃないと。前持って取材するって言ったら、その日だけ特別に気合い入った寿司が回ってくる可能性があるじゃん。そうすると、読者層が行った時に感じが違ってたり…」

「あ、そっか。明日お前に全部頼むわ」

「がたっ」

とゆう訳で、僕は冒頭の自転車漕ぎで待ち合わせの寿司屋に向かっていた。店の前に着くと、僕との待ち合わせにはいつも10分前に来ている遅刻魔のあいつの姿がない。

「ごめんごめん、ライターらしい服選んでたら遅くなった」

5分遅れで保一が現れて

やたらポケットがいっぱい付いたベストを着ていたので、僕は笑ってしまった。

「今日はお礼に、遠慮無くなんでも食べてくれていいからね。に、しても回転寿司の取材なんて、もう多くに知られてる味なのにな」

「カエル寿司はチェーン展開じゃ無くて個人経営なんだよ。だから独自の展開があって、お前、この街でこの店来たことないのかよ」

「無いよ」

「バッカお前、カエル寿司って言ったら変わり者の店主が居てこの街じゃ有名じゃないか」

「えっ、そうなの?あ、11時だ、入ろう」

店に入っていくと、それなりに広い。お会計のレジにいるのは若い女性バイトらしい。「何名様ですか?」と聞かれて、保一が

「お前、モジモジしてんなよ、あ、すみません、2名なんですが、今日はこの店のグルメレポの取材で雑誌に載るかどうかもわからないんですが、取材させてもらってよろしいでしょうか」と、早速と交渉してくれたので「レポにクレームがありましたらこちらが問い合わせの窓口になっておりますので」と、社長秘書の近澤の名刺を渡した。教えて貰ったマニュアル通りに話した。「柳瀬の爛々グルメ」の雑誌の名前も名刺に載っている

「店長に聞いてみます。店長~」

「可愛い人だったね」とゆうと「寿司に集中しろよ」と言われて、咳き込んだ


カウンターの囲いの中にいる寿司職人の中から、黒縁のメガネをかけた顎髭のある30代くらいの店長が出てきて、事情がわかると、店長は「やな事書かないでよね、それだったらいいよ」と、了解してくれた。カウンターの席に案内されて、店内にはヘビーメタルのロックの音楽が流れている。

「寿司屋なのにROCK流れてるね、メタルじゃん」

「寿司屋って演歌も多いだろうけど、店長の趣味なんだよ。ここの店とは別にバンドをやってるらしくてさ、自分達のバンドの曲ばかり流すんだよ。店長は出しゃばりで有名なんだから」

「なにか言ったかい?」

と店長がカウンターの中から声をかけてきたので「いえ、こいつが横からうるさいんで」と、咳き込んだ

「ここのお店は、寿司も回っているが、オーダーをカウンターの中にいるわたしを含め寿司職人3名が作っている。今日は君達の担当としてわたしが目の前に着こう」と、店長がどかっとカウンターの目の前に来て腕まくりをしている

「凄いね、回転寿司より板前さんに握ってもらってる気分になるよね」と僕がゆうと

「取材があるから早速と張り切る店長なんだよっ。俺はこの店に何度も通ってるから変わり者の店長ならよく見ている」

と、保一が話し、

「なんか言ったかい?」の店長の言葉に、慌てて「寿司回ってるよ、なんかオーダー頼む?」と保一に促した。

「マグロの大トロとぉ、イクラとぉ、お前は?」

「ほんとにこっちが奢ること考えてないよな、お前は。僕はホッキ貝とえんがわと、とりあえずそれで」

「それでオーダー頼みます」

店長が「了解」と、寿司を握る作業に移った。

「ねぇねぇ、店長の写真撮っとかなくていいかなあ」

「それは!」

「あのう、店長さんが寿司を握ってる所の写真撮ってもいいですか?」

と、カウンターの中に話しかけると

「いいよ、撮る時、はいチーズって言ってくれるかい?」

「この角度でいいかなあ、はいチーズ!」

店長がその瞬間カメラ目線でこっちを向いているので、保一が吹いて「撮れました」と言った。

「お飲みものはいかがですか?」今度は後ろから声がして、さっきの女性バイトさんが飲み物の注文を取りに来たので

「あ、えっと……そのう……」

「俺は、オレンジカクテル。お前は?」

「生ビールの中ジョッキ、あ、やっぱり大ジョッキ」

「バカお前、昼から飲みすぎだろ、寿司本来の味を味わえよ、あ、お姉さん、オレンジカクテルに生中一つお願いしますね」

「なんだよ、妻に止められ、あとひと缶、缶ビールが飲めずに死んでいった墓に居る親戚のおじさんのよっちゃんみたいじゃないか!」

女性バイトさんが吹いていたんで、保一が

「こいつがお姉さん可愛いって言ってましたよ」と女性バイトさんに声をかけて

「いらん事ばかり言うなって」

って言ってるうちに、目の前に寿司が出来上がっていた。ネタが大きくて旨そう。シャリも心持ち小さめで、食べやすそう。

早速寿司の写真を撮る。

「保一、どの寿司が旨かったか、特定して写メを社長に送らないと」

「マグロとイクラはベタすぎるか、コーンマヨネーズとかファミリー向けだしなあ、ホッキ貝、白子巻きでいいかもよ、少数派の」

「ところで寿司の味どう?」と店長が聞いてきたので、保一が

「ネタもいいし、シャリは人肌の温もり、酢飯のようで白飯のようで絶妙な味わいでわさびとのバランスも良いし…最初に出たお茶が旨くて、お茶の旨い寿司屋は旨いってゆうんで」とゆうと

店長が満更でもない顔をして「そう書いておくれよ」となって

「えっ?保一程の語録が無いよ。この仕事お前に任せることにした」

「バカ、俺は自営業で忙しいんだから」

「じゃあオフィス柳瀬の仕事辞めるよ…スーパー銭湯の男風呂の掃除のバイトでいいよ、僕は……後で断りのメール送るから、今日は仕事を忘れてたんまり食べようよ」

「まあ、そうするか…」

すると店長が「雑誌に載らないとは!いい加減な客が来たもんだよ!SNSにでも頼るか、そうしよう…」

そうこうしてるうちに、カウンターの隣にカップルがやってきた。男性の方はイケメン風で女性は麦わら帽子を被ってワンピースを着ている。

「なんかオシャレなカップル来たね…」

「なんか、女性のほう…メイクからしてニューハーフの匂いがしないか?」

「あんまり見てると悪いし、食べよう」


すると、隣のカップルの女性がでかい声で

「夜のお店では色々な男性を相手にするのよ……でも倉夫さん、わたしを信じて…今日も寿司屋で特別なデートなのよ」

僕はビールを吹きそうになり

その倉夫さんが「しょうこちゃんに、悪い男が付かないかと、夜も眠れずに居たんだ……もうあのお店は辞めてくれ…」

しょうこちゃんが「それは出来ないわ……あなたの稼ぎが悪いからわたしが夜のお店で働いて養ってるんじゃない」

保一がオレンジカクテルを吹いて

「昼ドラみたいだよな…」と僕がゆうと

店長が「グダグダ話してて、寿司を食べないんなら、とっとと帰ってもらうよ」とカップルにゆうと

「昼ドラ聞きたいのにな」と僕達は少し残念になっていて

しょうこちゃんが「ビールの大ジョッキと、こってり豚トロ握りと、わさびは多めに、それから…あたし…イクラの特盛と…お願いします!」

倉夫さんが「麦わら帽子にワンピースの服装とその鼻息の荒さが似合ってねーんだよなあ」

保一が吹いて

しょうこちゃんが「倉夫さん、ここはあたしの奢りよ…遠慮なく食べてね」

店長が「2組とも同じセリフ聞いたやないかい!」

って、店が混んできたので、僕達は、お店を後にした。


オフィス柳瀬との契約は止まったが、スーパー銭湯のバイトに自転車で翌日出かけた。自転車で行ける仕事ばかりだ

早速、男風呂大浴場の掃除。

イケメン風の若い男性が裸で風呂に入っていて

「はあー!良きお湯加減……ゆっくり~と12月の灯りがともり始め~」と稲葉さんのモノマネをして風呂の中で歌うので

僕は吹いた


おしまい

おしまい

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