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12話 vs3年最強(アルデラミン・シリウス視点)

12話 vs3年最強


(アルデラミン・シリウス視点)


-4時間目


「一番楽しみな授業が来たな」


そう言って5分前に剣術実技棟の練習場に入ると、そこには5分前だと言うのに多くの生徒がいた


「ボレアリス早いなもう居たのか」


ちょうどそこには同じクラスの生徒が居たため声をかける


「いや俺よりも早い奴がいたぞ、そこに」


そう言ってボレアリスが指をさした先にはシオンと葉月がいた


「あの二人も早いな」


「ああ待ちきれなかったんだろうな」


2人の気持ちを汲み取るようにボレアリスは言う


「来たな」


「ああ」


すると、練習場のドアが開き、大きなガタイの大剣を背中にたずさえた男が現れた


「俺がここの講師、3年Sランク1位のクソ・ザッコーだ」


「Sランク1位」「まじかよ…」「俺ラッキーかも」


「うるさい、雑魚どもがお前らは所詮雑魚なんだよ、黙って俺の指示通りに動いとけ!」


そうザッコーは言うと周囲で声を上げていた生徒を1人殴り飛ばす。その少年は急だったため、なんにも構えもできず吹き飛ばされ、意識を失ってしまった


みんなが一様に黙り込んでしまった、しかも誰も逆らいたくないからなのか少年の介抱さえしていない、そんな雰囲気の中、全員を馬鹿にされて、しかも同じ学年の仲間を殴り飛ばされて、黙っていられないという感じに2人の少女が動こうとするがシリウスがそれを手で止めようとするが聞かずに前に言ってしまう


「ほう、なんだそこの2人は」


そうして目をつけられたようでシリウスは頭を抱えたくなる衝動にかられた


「「殴ったことをそしてさっきの言葉を撤回してください」」


「ほう…」


そういって立ち塞がる2人をいやらしい目付きで上から下まで舐めるように見ると勝負を持ちかけた


「じゃあ、俺に勝てたらさっきの言葉は撤回してやろう、だがもし勝てなかったら…」


「「何でもしてあげますよ」」


2人は余程侮辱されたのが許せないのかザッコーが言い終わる前にそう言った


「二人がかりでもいいぞ」


「舐めた口を…」「後悔させてあげますよ」


「ほう、余程腕に自信があるようだな」


そう言った瞬間二人がかりで、左にはシオンが左には二刀流の葉月がいた


「おらぁ」


そうして剣を振り回すと、二人ともが圧力に負け、倒れてしまう


((やはり1位は伊達ではなかったようだな(ようですね)))


2人とも直ぐに立ち上がると直ぐに構える


「うぉぉぉぉ」


そう言って剣を横薙ぎに振ってくるが2人とも予想出来ていたように受け流そうとするが剣は予期せぬ方向に曲がり2人とも当たってしまう


「そこのは2人とも言うだけあるな」


2人は再び立ち上がると目線を合わせる


【伍之剣 蜃気楼】(ごのけんしんきろう)」「【水之巻】」


二人同時に決め技を放つ


「【ブレイブソード】」


2対1で誰もが2人は勝つと信じていたが、あえなく敗れ去ってしまった。2人は今の攻撃で気絶してしまったようで、そのまま弾き飛ばされて倒れた。


シリウスは2人のところまで駆け寄ると2人の無事を確認する


(息はしてるよかった、けど奴を倒さないと結局な…)


「こんなのじゃ相手になんねぇよ、そういや、この中に1人Sランク1位のやつが混じってるらしいな、出てこいコテンパンにしてお前らの心をへし折ってやる」


そう言われると、ザッコーの前まで出て行く


「僕ですが、ひとつよろしいでしょうか」


何もしてはいないはずの僕を睨んでくる


「なんだ?」


「二人が勝負で賭けたことは本当に実行されるおつもりで?」


ザッコーは下卑た笑みを浮かべる


「もちろんだ、この学園では弱肉強食だ、誰も強いものには逆らうことは出来ない」


「であるならば、もし僕があなたに勝ったなら二人の約束反故にして貰えますか?」


シリウスは怒りに燃えながら相手を見てそう言った。


「いいだろう、勝てたならな」


ザッコーは下卑た笑みを浮かべたままそう答える。


「では行きますよ」


シリウスはそういうとザッコーを相手に駆け出した


(同じ頃春夜もアウバ相手に勝負を挑んでいた)


「はぁぁぁぁぁぁ」


そう言って力勝負をしてみる、結果力は五分五分だった


「なん…だと…だが、うぉぉぉぉ」


シリウスは弾き飛ばされる


(おそらくスキルを使用したのだろう)


ザッコーはシリウスを逃がさぬように追いかけ追い打ちをかけようとしていたがギリギリ剣で防ぐ、そんな鍔迫り合いをしている中ザッコーはシリウスに話しかける


「お前俺の派閥に入らねえか?そうしたらお前に俺が遊んだ後にあの二人をお前にも遊ばせてやるよ」


下卑た表情でそんなことを言い放つ、当然シリウスは怒り、黙ってる訳もなく


「当然断る」


直ぐにそう言ってザッコをはじき返す


「そうかよ、じゃあもう決めちゃうぜ、早くあそびたいしなぁ」


そう言ってザッコーの決め技を放つのか剣が光始める


「《デストロイアタック》」「《獅子心王》」


「くっ…」


そしてシリウスはザッコーに吹き飛ばされた




「こんな所で負けていいのかっ…」


「悔しいか?小僧」


どこからか声が聞こえてきた、誰かわからないし、ここがどこかも分からない、それでも、この言葉の回答は決まっている。


「ああ、あんな汚いやつにクラスメイトが…」


「小僧、お前はどんな力を望む」


「大切な人を守れる、強い力が欲しい」


「なら俺が手を貸してやろう、さあ起きろ小僧お前の力を存分に俺に見せてくれ」


そうして目を開けると地面が見えた、少しの間倒れていたようだ。


「ゴホッゴホッ…」


周りには剣術の授業を学びに来た学生がいた、そしてシリウスの目の前にはボレアリスがいた


「もうやめろ、シリウスその体じゃもう…」


そう言って肩を抑える


「戦えない…か、でもな俺にはやらなきゃいけない事があるんだよ…」


ボレアリスの手をどけるとザッコーの方へ向かっていく


「まだ生きてたのか」


ボレアリスの両脇には抱きかかえられただらっとした葉月とシオンがいた


「まて、まだ終わってないぞ」


体の負傷が激しく絞り出すようにそう言う


「満身創痍のその体で何ができる」


ザッコーは笑うようにそう言う


「まだだ」


「体に刻み込んでやんねえと、わかんねえようだな」


そう言って、両脇に抱えたふたりを放し、大剣でシリウスに襲いかかる


「小僧俺の力を使え」


そんな声が届いたと同時にある詠唱が頭の中に浮かんだ


「我は最強なり-伝説となりし我が身には不可能など存在しない-そして我に宿りし伝説となれ-アーサー王」


その瞬間手には光り輝く剣が収まったが、ザッコーはすぐそこまで来ていた


「うぉぉぉぉ」


ザッコーは剣を縦に振り下ろすが突如現れた剣によって防がれる


「なに…?」


ザッコーは驚きつつもそのまま切り続ける


「うぉぉぉぉ」


「《鎮魂歌》」


そのスキルを使った瞬間、ザッコーですら見えない速度で剣を横薙ぎに振るうと腕を切り落とした


「うああああああ、いてぇよぉ、いてぇよぉ」


ザッコーは腕から血を垂らしながら必死に喚く。


「ボレアリス、すまないがあとは頼む俺はあそこの2人を保健室に連れていく」


シリウスはいち早くステータスを確認したくなり、呆然としているボレアリスにザッコーを任せて2人を抱えると訓練場を出て保健室に向かったのだった。


-保健室に向かう途中


「はぁ…もちろん真剣だよなぁ…だからって手を落とすつもりなんてないのに…」


だがシリウスはそこまで悲観的ではなかった、なぜなら腕の1本くらいならここの設備(スキル)で治すことが出来るからだ


「それにしても…【ステータス】」


一一一一一一一一一一一一一一一一一一一


【名前】:アルデラミン・シリウス

【偉人】:リチャード一世、アーサー王、?

【性別】:男

【年齢】:15歳

【総合力】:A++


【物理総合力】:177.2

【物理攻撃】:15728

【物理防御】:15670

【魔法総合力】:20

【魔力量】:2673

【魔力攻撃】:2463

【魔力防御】:2902

【速度】:16438

【思考】:9342

【思考速度】:12003

【統率力】:10093


【スキル】:《獅子心王》《身体能力強化》《剣術》《超高速演算》《鎮魂歌》


一一一一一一一一一一一一一一一一一一一


「やっぱり…アーサー王って伝説上じゃなかったのかよ…」


などと意味不明なことを嘆きながらも2人を保健室まで送り届けたのだった。

すみません、アルデラミン名前変わりました、シリウスになりました。あと口調が丁寧な方が葉月で荒い方がシオンです。


脳筋シリウス…てか物理やばい…15000とか頭おかしい、のちのちシリウスの二つ名は公開します


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