表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

転移

錬金術から来た方、ありがとうございます!

初めての方、よろしくお願いします!

「ごめんな…さ……私……貴方を……また…最期まで護れなかっ……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!


「うわぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァ!!!!」





「…っ……なんだ…?今の…」


夜中、悪夢に魘され体を起こす、先ず最初に気付いたのは布団の重みの消失、そして恐らく落ちたであろう布団を探す為に辺りを見回すが辺りは木ばかりで布団など全く見当たらない





「は?え?…ここどこ?」





目を開けた第一声はそれだった、辺りは鬱蒼とした森でここだけ光が当たっているのが不思議でならない


「そうだ!スマホ…」


慣れた手つきでポケットに入っていたスマホを取り出す、昨日充電を忘れたのだ、しくじった、そして画面を確認するが右端には『圏外』と記されており…


「…圏外!?初めて見たわ…スクショ撮ろう」


正にいつも通り…そしてそのいつも通りをぶち壊す音が…


ドスン!そう表現するに相応しい音が走った


「なんだ?地震か?うわっ!うおっ!?どんどん近付いてくる!なんだよ!もうーー」


そこでやっと後ろを振り返る…恐竜…だろうか?昔博物館で見た恐竜にとても似ているが、今の彼には化け物、そう認識するしかなかった


「わ、わ……わっ!ば、化けっ!ひっ!」


こんな化け物が地球上に存在する筈ない、ならば、ここは何処だろうか、どちらにせよ、俺は腰が抜けてしまい走る事も歩く事も立つ事もままならない


「異世界?まさか…異世界転移って奴かよ……はは…嫌だよ…死にたくねぇよ…こんな所で死ぬのは…やだ……」


化け物が口を開けたその瞬間ーーーー


ーーー化け物の首辺りに白い線が走り、化け物の首と胴を切り離した


「女の人…?」


「やぁ、大丈夫かい?」


俺は呆けた阿保面でその女の人を只眺めていた、出来事に脳が追いつかないのだ


「…はっ…えっと…これは貴女が?」


彼女は誇らしげに「勿論」と、答えた


そして「立てるかい?」と付け加え、手を差し伸べた


「えっと…ごめんなさい」


そう答え…手を掴もうとした



が、その手は掴まれる前に空へ舞った


「…………?……」


全く理解出来なかった空へ舞った手が落ちて来た、それでやっと理解した、


斬られた首が動いたのだ、恐らく既に死んでいるだろうが…何という化け物らしい生命力だろう、何を考えているのだろうか、考える事で目の前の事実を無かった事にしたかったが、その目は捉えてしまう…


化け物の口の中ですり潰され首だけが残った名も知らない女性の事を


「う……わァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!……………………!!!」




物語の主人公ならばここで決意を固めるのだろうが…日本で暮らしていた只の人間にはこの光景は衝撃的過ぎた…そうして俺は意識を失った

見てくれてありがとうございます!

不死って何なんでしょうか

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ