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何がしたいんだよ!

 川沿いで2人が話していたら、徐々に人が集まってきた。さすがにもっふもふの服を着た人間がいれば、気になるのは当然である。人間の習性であろう。


「ま、まずい……。人が塊になりつつある……。とりあえず、わたしの家に来なさい! お持ち帰r……安全地帯へ避難するよ!」

 何卒なにとぞひつじの手を引いて、家までダッシュした。


『わ、わわっ!? い、急がないでも大丈夫だよ!?』

「何言ってんの! ここって案外、人が集まりやすいところなんだから! ちょっと騒ぎが起こっただけで人が集まるくらいの川なんだからね!? 素直にわたしに従う!」

『は、はぃ……。確かに凄い人集り……』


 その様子は火事を見に来た野次馬の様であった。



 そして、逃走する事、2分31秒後……。2人は家に到着していた。


「よぉし……。ほんとにダッシュし過ぎたなぁ……(笑)」

『ゼェゼェ……。す、少しは……容赦……してよ……だよ……』

「はぁはぁ……、無理に……『だよ』って……付けなくてもいいんだけど……まぁ、置いておくとして……」

『置いといて……? 何があるんだよ……?』

「えっとね……? 家……1つ右隣だった……(笑)」


『んもぉ!! 何がしたいんだよぉ!!』

 ひつじは全力で突っ込んだ。


「いやぁいやぁ……ね……? ダッシュしたからさ……ほら……酸素が回ってないというかぁ……ねぇ……?」

『まぁ、そういう事にするんだよ……。とりあえず、安全地帯にお邪魔させてもらうんだよ?』

「どうぞどうぞ~」


 1つ右隣の家に移動して、2人は家の中へ入っていった。

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