第二話 魔術入門
一歳になった。
この歳になると足腰もしっかりしてきて、二足歩行出来るようになった。
父の書斎に入って、ここ半年で見慣れた棚に6冊の本しかないこの風景。
家にあった本は以下の6冊だ。
・世界を知ろう
全国地図に主要の町や国の特徴がのったガイドブック
・魔術入門 初級、中級、上級編の三冊
初級はここ3カ月で全て無詠唱で使えるようになった。
・ダンションマップ
どこの国にどんなダンションがあるのが詳細に載ってる本
薬草百科
使える薬草から毒になる薬草まで載っている百科事典
勉強になる本ばかりだ。
私の目当ては魔術入門だけだけどね。
ただどの本も平仮名や片仮名で書かれていた。
おかげで文字の勉強はしなくてすんだけどね。
魔術入門に載っていたのはおおまかに4つだ。
1.まず、魔術は大きく分けて2種類あること。(まだ増える余地はあるらしい)
・攻撃魔術:相手を攻撃する
火水土風の四系統
・治癒魔術:相手を癒す
この2つ。
魔術は戦いの中で生まれ育ってきたものだから、
戦いや狩猟に関係のない所ではあまり使われていないらしい。
2.魔術を使うには、魔力が必要であるらしい。
魔力さえあれば、誰でも使うことが出来るらしい。
魔力を使用する方法は2種類ある。
・自分の体内にある魔力。
・魔力の篭った物質から引き出す。
例として魔宝石や魔結晶などがあるらしい。
3.魔術の発動方法には二つの方法がある。
・詠唱
・魔法陣
口で言って魔術を発動させるか、
魔法陣を描いて魔術を発動させるか、だ。
今でも希に無詠唱の使い手は出てくるそうだから、別に珍しい訳ではない。
ただ大昔にとある魔術師が詠唱の大幅な短縮に成功してからは詠唱が主体となっている。
一番簡単なもので5秒程度まで短縮され、攻撃魔術は詠唱で使われることの方が多い。
4.個人の魔力は生まれた時からほぼ決まっている。
ただ幼少期は別なのかも知れない、私の魔力は使えば使うほど延びているからだ。
最初のころは初級魔術が2回使えて2日には4使えた。
今じゃあ初級だけなら100万回使っても魔力切れはおこさなくなった。
以上が私が1歳になるまでに魔術に対して分かったことだ。
かなり適当に書いちゃった
これからも頑張ります