お話の4
ゆかりん登場!!
「「やっと…終わった…」」
ここは、博霊神社の境内。
汗だく・埃まみれの二人のおバカ…もとい、ミコトと魔理沙が漸く掃除を終えたところ。
「あ…明らかに…霊夢よりも…掃除…してるぜ…。」
「ど…同感…。」
「…終わった?」
「「霊夢…」」
そこには先程よりも怒気を和らげた霊夢が立っていた。
「ご苦労様。お風呂位は用意したわ。」
「「おぉっ!有り難い!」」
「ミコト〜。一緒に入ろうぜ。」
「おうっ!」
「ちょっ!?一緒にってっ!?」
「?別に変じゃないだろ?それに一緒に入った方が経済的だぜ?」
「何なら、霊夢も入る?偶には3人で入るのも良いかもね〜。」
「4人よ。」
「「「???」」」
振り返ると其処にはスキマから顔を出した『八雲紫』が居た。
「あ、ゆかりんだ〜。」
「はぁい♪ミコト。」
「丁度良かった。じゃあ4人で…」
しかし、その提案に待ったを掛ける!
「流石に4人も一度にはムリよっ。入れて、3人ね。」
「そうすると、あたしとミコトは確定だから、あとは霊夢か紫か…。どうする?」
「いいわよ…。私と紫が残るから…。」
「えぇっ!?」
その提案に一番驚いたのは、何を隠そう紫であった。
「なんでそんなに驚くのよ…。一応、お客をほっといてお風呂ってのも失礼だし、大体、あんた1人にしたら何するか…。」
「あら、信用されてないわねぇ。大丈夫よ、何にもしないから〜♪」
「………。兎に角2人とも早く入ってきなさいよ。お茶入れとくから。」
「おう。」
「魔理沙、先に行ってて。ゆかりん、ゆかりん。ちょっと。」
「あら、何かしら?」
そうして何やら2人してゴソゴソとスキマから何かを出していた。
「ふぅ〜。生き返るぜぇ〜。」
「いや全く。労働の後のお風呂は気持ち良いよね〜♪…どうしたの?こっちの方、ずっと見て…?」
「……ミコト……教えてくれ……」
「な、何を?」
「どうしたら……、」
「う、うん。」
「………そんなにデカくなるんだーーーっ!!」
わしっ!
「!!!にゃあっ!?!?!?」
「くそっ!何だこのデカさはっ!けしからんっ!」
そんな事を言いながら揉みまくる魔理沙に[めり込め!!!]と言わんばかりのチョップをお見舞いしたミコトであった。
「…全くっ!次、いきなりやったら承知しないよっ!……まぁ、気持ちは解らない事もないけど…。」
「…すまねー…そのデカいの見てたら、つい…。でも、実際羨ましいぜ。ホントどうやったんだ?教えてほしいぜ。」
「そう言われてもなぁ…。特にコレと言った事はしてないよ…。強いて言えば、遺伝や体質?」
「……遺伝や体質かぁ……。今度は豊胸の魔法でも創ってみるかなぁ…。」
「それは…、止めといた方がいいと思うよ…。」
「むぅ…。まぁ、それは後々考えよう。それはそうと、さっき紫と何してたんだ?」
「えへへぇ〜。それは、お風呂上がってからの、お・楽・し・み♪」
さて、何が起こるのか?待てっ!次回!
魔「なっ、何が起こるんだぜっ!?」
霊「こっ、これはっ!?」
ミ・紫「ふふふふ…」