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お話しの10

長々とお待たせしてしまって申し訳ないです。

   おぜうの屋敷に遊びに行こう!


 ここは毎度お馴染み幻想郷。日も高くなり時刻は午後1時と言ったところか。霧の湖の近くにその屋敷は在った。



 「(小声で)みなさーん、おそようございまーす。時刻は今、午後1時を少し回った所です。其では早速、紅魔館にお邪魔しま~す。」と、昔のバラエティー番組の様なノリで門に近付き腕を組んで立ったまま寝ている門番に大きな声で『おそようございまーす!』と声を駆けると、『うひゃうっっっ!?』なんて驚いて美鈴が辺りを見回した。

 「ここ、ここ。」

 「ミ、ミコトさん?」

 「おそようーwww」

 「脅かさないで下さいよー…。」

 「ちゃんと番してないからだろ~。咲夜に怒られるよ?」

 「イヤー、意外と良い陽気だったもので…。つい…。それに咲夜さんなら今頃はお嬢様の「あっ、咲夜。」ひぃっ!?すっ、スミマセン!咲夜さん!ナイフだけはっ!ナイフだけはご勘弁をっ!」

どこまで怖がるんだ…?ちょっと憐れになってきた…。

 「嘘だよ…。」

 「へっ…?」

「まだ居ないよ。ちょっとからかっただけ、なんだけど…」

「ミコトさーーんっ!勘弁してくださいよーーっ、もーっ…」

「ごめん、ごめん。これあげるから、許して?」

 と、里で買った飲み物を手渡した。

 「所で今日はどういったご用件で?」

 「あー、暇だったからね~♪」

 「ミコトさーーん…。それで私をからかったんですか…?」

「そーwww」

 「勘弁してくださいよ…」

 と、そこへ近づく一つの影が…


「むっ!?何奴っ!?」

「それはこっちのセリフよ…」

「あっ、咲夜さん。」

 「門が騒がしいから来てみれば。何やってるのよ、貴女達は。」

 「イヤ、コレハデスネ、ナントイイマショウカ…」

「単なる世間話だよーwww」

 「そうなの?」

 そう言いながら、美鈴の方をチラリとみると、コクコク勢いよく頷いている美鈴が…

『首がすっ飛びそうだなwww』なんて思いながらミコトも「そーそー」と、頷く。

 「まあ、良いけど…。折角来たんだからお茶くらいなら出すわよ。何だかんだ言っても、お嬢様と妹様のお気に入りだしね。」

 「恐れ入ります。」

 また後でね~と、美鈴に挨拶し館に入って行く。

中に入り少し歩くと、

 「あら、誰かと思えばミコトじゃない。また用も無いのに訪ねてきたの?」

 と、偉そうな態度でレミリアが声を掛けてきた。しかしその偉そうな態度とは裏腹に顔がほんの少し嬉しそうだ。

 「まーねーwそれにほら、最近この辺に顔だしてなかったし。」

 「殊勝な心掛けね………。と、言いたいところだけど、もっと顔を出しなさいっ。」

 「おりょ?寂しかった?」

「わ、私じゃないわよっ!フランよ、フラン。フランがつまらなさそうにしてるのよっ。か、勘違いするんじゃないわよっ!」

 一生懸命に『フランが、フランが』と言い訳している姿がなんとも微笑ましい、おぜう様。メイドはそんなご主人様を(鼻から忠誠心ただ漏れで)只々撮影しているだけだった。

        To Be Continued

 「ちょっと、ミコト!聞いてるの!?」

 「聞いてる、聞いてるニヨニヨ。」

 「(お嬢様…… ミコト、GJ!)」

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