4話
忙しくておそくなりました。
4day
今日もつまらない授業を聞き流しながら消えかけてる飛行機雲を目で追いかけながら後悔していた。
あぁ、あいつなんかに相談するんじゃなかったと…
それは朝の事だった。
普段通り登校した僕は何を思ったのか、クラスで隣の席の藤井瑠璃に話てみたのだ。
こいつはちょっと?変わったやつで、いつも手にたくさん絆創膏をしている。
確実に1日、一箱ってペースの量で。
でも、体育の後とかは汗で剥がれるのかよく新しいのと付け直してるだけどその時、手を見たんだがケガなんてしていなく綺麗な白い肌しかなくケガなんてしてないんだよね。
まぁ、顔は可愛いというより綺麗って感じで美人なのに厨二病だなんてもったいないという話だ。
で、なんで後悔しているのかというと…
まぁ、隣の席だし厨二病だからもしかしたら解決してくれるかななんて思って簡単に話してみたら…
「何か身に付けるか手に持っている物は持っていけるのなら私も聞くだけじゃわかんないから、手を繋ごう?」
と言われ僕の返事も聞かないまま手を握られた。
いや、今まで年齢=彼女いない歴の自分がクラスで美人な子と手を繋げるのは嬉しいけど…
手を握ってもバンドエイドだらけの手だから、ゴムを触っているような感じで微妙なのだ…
しかも、朝からこの三時間目までずーっと握られて周りからはひそひそと時折耳に入ってくるのは…
「えっ?なんであの冴えない男子が私たちの瑠璃ちゃんと手を繋いでるの?」
「あいつ、あの藤井さんと手を繋いでるぞ!?けしからん。俺と代われ!」
とか
「俺とおホモだちだろ!あの時誓ったのは嘘だったのかよ!?」
みたいな感じでとても物騒だ…
ってか、最後のは…誰?
ホモサピエンスだけどおホモだちになった覚えはないぞ…?
まぁ、そんな訳で冒頭のとおり現実逃避的に飛行機雲を見ていたのだ。
もうそろそろかな…
と思い時計を見ると11時30分だ。
「瑠璃さん、そろそろっすよ?」
と伝えると
キュッと手を軽く握り返ってきた。
それと同時にあっ、周りの音が消え…
辺りを見回すとさすがに見慣れかけた無人の教室が目に入り。
あれっ、瑠璃さんはといえば…
何故か教壇に立っていた。
特にこの無人の教室に驚く事なく、彼女は言った。
「これから、この空間について説明します。」
書き直すかもしれませんが多分この流れで行きます~