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3話

3day


はぁ…

もしかしたら今日もあの誰もいない教室?校舎?に行くかもしれないと思うと憂鬱だ…

そう、そうして三時間目になった。ちなみに古典の授業だ!

今日は何分になったらあの無人の教室に行くことになるのか時間を確認するために普段、普通のクォーツの腕時計しかしない僕がもし誤作動したら困るのでわざわざ手持ちの中で一番高い自動巻きのクロノグラフ機能付きの腕時計をしてきたのだ。



チッチッ…



サッ…



あっ、音が消えた。時間を確認すると、11時31分!

そして ポチッとな!クロノグラフで時間の計測開始と…

そして、昨日や一昨日は焦って確認してなかったがは今の持ち物はと…

学校だから制服なのは当然だけど、今時では珍しくなった学ランでポッケには落としても壊れない時計で有名な某社の2つ折りケータイと財布だけだ…

クラスを見渡すが自分以外には机とか教卓とか黒板とかしかなく、黒板の上に時計がかけてあるのだが普段クラスでは動いているはずなのに11時30分を指したまま止まっていた。

しかも自分の机には学生鞄はかかっておらず一応、いろいろ鞄に入れて持ってきたのだがそれが無駄になってしまったということがわかった。

そしてケータイを確認すると電波は圏外だったがケータイの時計は腕時計と同じく11時31分を指していた。



「えっ、ちょっと待て…ここは日本だろ?なんで圏外なんだよ!

さっきまで電波MAXだったのに・・・ったくここはどこなんだよ!」



一人で呟いてみるも当然の事ながら、答えてくれる者おらず教室に虚しく響くだけだった。


とりあえず今日は行けるとこまで行こうと自分は二組なので三組のクラスを見にいったが、自分のクラスと似たように備品はあるが誰もおらず普段はにぎやかなのにとても静かだった。

そして今更ながら気づいたのだが空は赤黒い血のような色で染まっていた。



「あぁ、電気がついてなかったから暗かったわけじゃないんだ…」



ん?電気だと?そういえば確かめてなかったと思いクラスの電気をを付けに行ってみた。



パチッ!



「だから、源氏物語の主人公は帝に愛されていたのです。」


えっ?声が聞こえるしみんな座っている?あぁ、教室に戻ってきたのか?

急いでクロノグラフを止める。

がしかし、クロノグラフは7分進んでおり分針は38分を指しているのにもかかわらず、教室の時計は11時32分を指していた。



「うそだろ?」



普通だったら有り得ない。

さらに先生にバレないようこっそりケータイで時間を確認してみるもこっちはなぜだか教室の時計と同じように11時32分を指していた。

一体全体、この僕の7分間はどこに行ったんだ?


ぐぬぬ・・・

主人公以外のキャラを次から出しますがもしよかったらキャラ名募集なうなのです・・・

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