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キセキの反乱少女  作者: 華山
始まりの呪音
8/22

外伝 これがわたしたちの反乱の裏側

彼はもっとも優先するのは彼女だけだ。

繋がっている。

命はエルデナに握られているのはよく解る。

気持ちいい。

エルデナの気分で俺は死ぬ。

そんな事は一生かかってもありえないけど。

エルデナ、俺がどれだけ好きか知っている?。

どうしようもない。

笑わないと、エルデナが安心しないから。

この面を被ろう。

エルデナを守るためにもっと人を殺す。

エルデナが望むなら切る。

斬って斬って斬って斬り殺して、懇願しても助けてと言っても無駄だ。

さぁ、あの王様の所に行こうか。


「パパ~。」


あぁ、子供もいたんだ。

どうでもいいや。

今の俺にできる事をこなさないといけない。

止めてって幼い時の俺が言っても止めてはくれなかった。

人を殺して生きびるしかあの時の俺は出来なかった。

エルデナにこの事を知られたくなかったな。

赤に染まって欲しくない。

だから、俺が赤く染まる。

嫌われるかもしれないのに、そんな行為をする。

だから、手袋をしている。


「こんにちわ。国王陛下。」


驚いてこちらを睨む国王陛下一同。

意味解らず、誰だろうと眼を輝かせているお子様。

馬鹿だな。

絶賛エルデナの八つ当たりに合っているのにね。

俺のためにあそこまで怒ったのだけど。


「なんで、こんな所に廃番がいるんだ!!。」


内心溜息が出る。

こんな制度のせいであんたたちが朽ちるわけだ。

そこまでにエルデナは怒り静かに復讐の炎を燃やしている。

陛下の後ろにはエルデナがスタンバイ。


「幾ら待っても来ませんよ。」


ニコッリと笑う姿は綺麗だ。

美しいとも言うだろう。

とっても、綺麗だ。

本当に本当に人を惑わせるほどに綺麗だ。


「なっ、なぜだ!。」


さて、お子さんには死んでもらわないと。

一瞬で切り刻む。

悲鳴なく、苦しむ事もなく安らかに死んでよ。


「お子さん、可愛いですね。でも」


ココまでの血の匂いが相手に伝わらない。

相手までに匂わない。

風が流れていて派手に大穴が開いているからだ。

窓とか。壁とか。


「復讐されるなんて考えませんですよね。」


ちょうど、コウがここに来た。


「終わったよ。…やっ。」


ちょっと、何こんな性格じゃないでしょうが。

それでも凄いのだが。

ぷっと笑えしまった。


「なぜだ。貴様等、異能者め!?。」


あーそれ、差別用語。

あぁ怒ったよ。

冷たい何かが流れてくる。

ほんのり暖かい何かも伝わってくる。

燃えていく。

俺たちを苦しめたこの国の象徴が消えた。


「これも、復讐ですよ。これから国崩しに掛かります。せめての墓標です。」


理解が出来ない。

その後エルデナは、外側から災害を起こしながら狩りをした。

目に付く人を殺して鎖で斬って殺していった。

なんか竜が人の心臓を食っていた。

そして、呪いを作った人まで殺した。

賢者なんて言われていた、同属に属する人を殺した。

エルデナの姿が儚く見えてしまった。




「行こう。みんな。」



本当にこれから一緒に入れるんだと安心した。

だから、俺は魅せられる。

綺麗で儚く、幻想的だったのはいうまでもない。

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