変わりだしたわたし達の世界、日常
狂いだした、変わりだした。
雛鳥は何処へ向かうのか。
確かにわたしがこの時間からいるのは珍しい。
でも、脅かすのはどうしてだろうか。
しばらくすると笑い出した。
狂ったように笑う。
腹を抱えて棒読みごときにわらっている。
解らない。
いや、解ってはいけない。
「俺って運がいいんだ。きっと、そうだよね。」
独り言を話す。
自分を納得させるように言っている。
「あのね。俺は、明日」
何かを告げる。
何を告げるかは知らない。
でも、聞きたくないと思い感じる。
「死ぬんだ。」
殴られたような痛さを感じた。
まだ言葉が続く。
「それもさぁ~斧でスパッとね?。」
笑っていてて何で泣かないのかが解らない。
現実味がないのだろうか?。
理解なんてしたくない。
まだまだ続く。
「その前に麻酔やら縄やらで動けないんだー。どうしようもないよ。」
「なんでなの?」
彼はただ微笑んでいた。
近くに来る。
顔の近くまで来る。
「会えてよかったよ。」
顔が見えない。
どんな顔をしているのかが解らない。
抱きしめられて、いるのだろうか?、目の前が朱に染まっている。
「じゃあ、行ってくる。」
気が付くと彼が居なくなっていた。
行ってくるそれは、さよならだろうか。
どうしてだろうか。
わたしはどうしたらいいだろう。
解るはずがない。
一度は思い通りになればいいのにと思う。
自由にしたい。
なぜそう思うのかが解らないけど。
“望め、狂え、従え”
望むのは彼の自由。
なにかどうかがわからない。
“進め、狂え”
どうでもいい、起きなきゃ。
起きて『殺』さなないといけない。
起きると幼男がいた。
白い髪にコバルトブルーに白色を混ぜた瞳。
和風テイストな感じで、
袖なしワンピースにスソが斜めにびりびりで長袖のワンピース。
赤い帯がモノクロの中で鮮やかだった。
なんて濃いい今日でしょうか。
「始めてこの姿でお会いたしました。我が主よ。」
「誰?。」
こんな個性的な人が居たら、覚えている。
近くへ、近くへ来る。
「覚えておりませんでしたが?。」
ガッチリッと腕を持ちニヤリと笑う。
んで、そんな幼男はわたしの荷物を持っています。
「どちら様?それにその手は何・・・?。」
凄く色気のある顔になった。
紡いだ言葉は以外に
「今からお世話になりますイカレ銀時計です。
で、この手を」
紳士だった。
地下なのに風が吹く。
黒い穴が近くへと来る。
なぜか、言い様のない怖さが感じた。
自分はこんなに運が悪かったのでしょうか?。
「離すとここに残されると思いますので。」
こんなのって…こんな事ってありですかーーーーーー!!。
飲まれるーーー!。
黒い穴に飲まれて空中でスカイライブ中。
笑えます。
恐怖で笑えます。
「着地ってどうするのですかーーー!!」
そうだ、そうだよ。
ココ、重要。ここが重要。
命が命の灯火が消えるーーー!?。
「そんな心配はせんでもいいだろ。」
そういいつつも、着々と地上もとい大地が迫っている。
銀時計…銀が右手を大地の方に向ける。
あ~死んだ。
だって、魔法とかあるはずがない。
あってたまるものが。
煙が立ち込めました。
あれ?どうなっているの?。
手には大地の感触がする。
眼をつぶっていたんだ。
眼をあけたら、緑が広がっていた。
ここは何処ですか?。
急すぎて解らない。
大体、わたしの知る日本にはこんな森なんてない。
「ココ何処ですか。」
幼男が笑いわたしをみる。
いつの間にか立っていてわたしを見下ろしている。
わたしは座っている。
忘れていた。
「申し遅れすぎたね。エルデナ・シンクコードって言います。」
こんな事を忘れるなんてわたしは馬鹿と思う。
相手はぽかんとしている。
「それと銀でいい?。もう一度聞くけど」
何もかも違う。
空気もこの森や草原も知らない。
だから、聞くしかないのだ。
「ココは何処ですか。」
役立たずなわたしでもいいですかとも聞きたい。
わたしはどうしようもない物なのだから。
「異なる世界、異世界だ。」
ありきたりだ。
漫画とかにありがちな話だ。
にたりと笑う銀。
「しかもだ。」
行き成りわたしに近づいておでこを指で押す。
デコピンされました。
「お主のある意味の幼馴染がおるぞ。」
知っていると言わんばかりだ。
あの時から決めていた。
力があれば、彼に色々な風景を見せれる。
わたしなんてどうでも良い。
役たたずだから、わたしなんてどうでもいい。
今すぐにも未来を見たかった。
ルカには死んで欲しくないんだ。
「そう、なら急ごう。」
わたしは立つ。
逆に銀を見下す。
幼いと感じる。可愛いと思った。
きっと、今のわたしは笑っていると思う。
「さて、まずは近場の町に行こ。」
その前に着替えないと学生服のままだ。
白いタートルネックのワンピースに赤いベスト。
黄色いリボン。
黒いブーツ。
「さて、行くぞ。」
銀の向かう方向には町が会った。
なんだか、お祭り騒ぎだった。
死ぬと言うのは、数少ない娯楽なのだろうか?。
町に入る前に角が生えた蛇が居た。
かわいい。
鞄のなかにある袋の中に入れておく。
さぁ、いざルカに会いに行くよ。
がんばって今日中に2つを書き貯めします!!