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キセキの反乱少女  作者: 華山
始まりの呪音
2/22

少し違った日常

がんばっています。

生存している華島です。

朝は嫌いだ。

だって、忙しいし慌てないといけない。

学生というものは本当にめんどくさい。

手首を見ると銀色の鎖ブレスが其処にあった。

嫌ではない、ルカから贈ってくれた大切な大切な物。

下に降りて、テキパキと朝ごはんを作ろうかな?。

でもその前に日記を書かなきゃ。

始めて会ったときから数日後に買った日記。

ルーズリーフを60枚単位で作り置きをしている。

今日の事書いて、いつもの所に隠して置いた。

下に降りて、野菜サラダをコンソメ野菜スープに作り変える。

美味しくもないけど、ささっと飲み干す。

面倒だと思いつつも学校に行くのであった。

あ、カバンを忘れかけた。


わたしは普通の人とは色が違う。

気にはしてないし、この色のおかげでルカに会えたのなら感謝も出来るぐらいだ。

わたしを苛めたやつはよく水害や火災によく合う。

いつの間にか苛めは無くなったけど。

さて、お仕事。

学校というのは便利だ。

何時もという位に外出が出来る。

おかげで懐が暖かい。

今日もお金がたくさんだと思いながら喜んだ。

学校に急がなきゃ、ヤバイ時間になって来た。


学校はつまらない。

一部の人は楽しいけどわたしにはつまらない。

みんながみんな、赤い身の詰まった人なだけだ。

さて、どうしようかな。

明日は南の辺りで暴風警報でも出ると思っておこうかな。

それもつまんないし、困った。



「つまんないって顔してるね。」



誰かか、わかんない。

極彩色の女の人が居た。

黄色の服には袖は無く、袖の代わりなのだろうか

ボーダーの黒白的な物にゴムを縫い付けたような物。

赤い腰覆い、青い…意味わかんない靴下。

下の方が膨らんでいる。

こう…長袖シャツを切断して、その切断面にゴムを縫い繋げたような靴下。

ボーダーの白黒と同じものだ。

形が。

説明するに難しいこの不審者はどうして、こんなに堂々としているのかが疑問だ。

携帯という高級品があれば、通報をするのに可笑しい。

髪の毛は黄土色よりも黄色く、ブロンドと言っても言い位の金色じみた色。

眼は紫。


他民族国家日本ではありえなくない髪色だか、眼の色が変だ。

ありえない色であるからだ。

本来は、茶色、鳶色、青色、アルビノの赤色だけである。

『ここ』の常識ならばの事だ。

夢の中には、桃色だの薄い水色とか、かなりカラフルな色がある。

ここは現実だ。ここは現実のはずだ。

でないと、可笑しい。

夢もたま現実という事が証明できるんじゃないのかと自分は思う。

しかし、白昼夢だったどうするんだとわたしが思う。


「あきらかに顔は動揺しているわね。」


わからない。わかりたくも理解もしたくない、

少なくても、目の前にいる存在は理解もしたくないのがわたしの現実だ。

なのに、どうしてだろうか、この事を冷静に考えてるわたしが居た。

この不審者は何を考えているのだろうか。

なにしにわたしの目の前にいるのだろうか。

顔はという意味はなんだ。


「力をあげる。」


何の事かわからない。

言葉の一つも出てこない。

いうならば、蛇に睨まれた蛙というだろう。

息苦しい。怖い。


「始まりをここに告げる。」


何をしているのかが解らなかった。

どうなっているんだ。

この響きはなんだ。

なにが始まっている?。

全部が解らないの答えだ。


「最後は魂尽きるまで与えよう。」


理解が出来ない。理解の幅を過ぎた行為。

なぜ、自分がそう思うのかが疑問だ。


「『破壊』をあなたに贈ります。」


するりと入る何かの塊。

なんだろうと思うわたしが居た。

危険だと思う自分が居た。


「世界はあなたを弾くまで後は何日かしらね?。」


わたしは逃げるように学校に走った。

この時、わたしと言う存在がとんでもない事になった瞬間であった。



学校に着くと席について、いつものような事が繰り返されてその通りに終わる。

今日もほぼ同じ事が終わったと言える。

帰っても一人。

お風呂に入ってご飯を適当に作る。

非日常の塊であってわたしの日常証明であるルカに今すぐにも会いたいと

思うわたしが女々しいと思った。

早く食べて、急いで自室に向かう。

いつもの音がした。

ガラスのような時計の音に銀色の時計の音。

銀色の時計は昔、祖母の家にあったものだ。

いまは祖母が死にわたしが所有者になっている。

ベットにつこっみ、時計の音を聞こうと思った。

今日は、ガラスの時計を聞く。

透き通っていてキレイ。

機械の時計もいいと思うけど、コレも好きだ。

外で大きな音がした。

よく、テレビでゲームで出てくる音。

窓を見ると、酷い事になっていた。

戦争音だ。

他民族国家日本ではありえるかもしれない。

否、ありえていて、今目の前に広がっている。

わたしにも日本系、この国の血が少しは流れている。

“逃げろ”

何処に行けばいい?。

“逃げろ”

何処で生きればいいの?。

“逃げろ”

どこが安全だ。

“何処にもない”


大切なものを簡単につめていく。

幸いだっただろうか、大切なものはここに集中していた。

まだ学生服のままだ。

着替えに時計二種、財布、日記、筆記用具、麻袋、ブレスレットを詰めて地下に向かう。

地下には生活に必要な物がそろっている。

お菓子や水、食料、布団、肥料になるトイレ。

音が終わるまで待つしかなく、寝ることにした。

寝ればルカに会えると思って寝た。



「あれ?。」


不思議とこんな所に着いた。

来れた。

でも、いつもの服ではなく、学生服でした。

どうしてだろう?。


「わっ!」


「ぎゃあぁ!!」


なに!?

後ろを向くとルカがいた。

夜でもないのにルカに会った。


「女の子だよね?。」


失礼だった。

それでも、わたしは頷いた。


「珍しいな、エルデナがこの時間にいるのはさ。」


何かが狂った音がした。

大変な事になってきた。

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