【第ニ部 登場人物紹介】
■犬飼颯太(現在のリリア・ノクターン)
この世界でリリアの魂を宿す青年。
異世界に転生する前は、ただのニート。
最初はぬいぐるみに転生するが、“勇者リリア”の記憶と意志を継ぎ、今も彼女の代わりに歩み続けている。
優しさと決意を併せ持つ、第二部の中心人物。
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■リリア・ノクターン(少女リリアの魂)
《創律の檻》の中に囚われたまま、目を覚まさない“本来のリリア”。
その魂は、実は──。
氷の底で、彼女はなお世界の再生を夢見ている。
その祈りの微光が、颯太の中で“火”となって燃え続けている。
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■ワン太(頬の縫い目がチャームポイント)
リリアが拾った相棒のモフモフぬいぐるみ。
中には“彼”の鼓動がまだ残っている。
言葉はなくても、まばたきのない瞳はすべてを見ている。
その正体は、実は──。
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■ブッくん(呪われた古書)
かつて禁呪を宿し、人を狂わせる“悪書”として封じられていた本。
今はなぜか関西弁で喋り、やたら甘味に詳しい。
ページの奥には、まだ語られていない“記憶”が眠っている。
……本当に“ただの本”なのかは、まだ誰も知らない。
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■セラフィー・アストリアル
聖女にして賢者。かつてリリアの勇者パーティーとして共に魔王を倒した実力者。
世界律と封印の真実に最も近い手。
冷静だが、指先の震えは、彼女の祈りの深さを物語る。
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■ガルヴェイン
かつてリリアの剣の師にして、“騎士王”と呼ばれた男。
無数の戦場を越え、数え切れぬ命を守った英雄。
その魂は今、灰の霧の中で“再生”を試みている。
それは忠誠の残滓か、それとも──まだ果たされぬ約束のためか。
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■カルマ=ヴァナス
倒された“はず”の魔王。破壊ではなく再構成を志向する異端の理。
その鼓動は、《創律の檻》のさらに奥で、いまも静かに脈を打っている。
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■世界律
法であり牢。魂と記録を管理する無機なる意志。
ただし、ふたりの絆だけは、その演算の外側にある。
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■《創律の檻》
終焉の地。灰と静寂のあいだで、氷の底の火がかすかに呼吸する。
帰還の門は、いつだって“決意”の先にひらく。
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■その他の敵たち
かつてリリアに挑んだ魔族たち。
炎を放つ前に斬られ、詠唱を始める前に吹き飛ばされ、
「俺が真の──」と言いかけた瞬間にはもう光になっていた。
──だいたい秒殺。
たぶん、彼女の手加減はまだ誰も見たことがない。
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詳しくは
・『勇者リリアとレベル999のモフモフぬいぐるみ』Eden Force Stories I (第一部)
をお読みください。




