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夜勤族の妄想物語 3.異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~  作者: 佐行 院


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100 番外編

今回は番外編です。林田警部(というより作者)のある楽しみについて書かせて頂きました。


-100 番外編・林田の回想と夜勤明けの出会い-


 私は林田はやしだ のぞむ、ネフェテルサ王国警察で警部の職に就いている。私は元々この世界の者ではなく日本からの転生者だ。転生前も今と変わらずいち警察官としての職務に就いていたのだが、突如心臓麻痺で倒れてそのまま帰らぬ人となってしまった・・・、と思っていたら知らぬ間にこの世界にいて今に至る。

 この世界に来た初日は不安でいっぱいだった、1番の要因はやはり言葉だ。何処からどう見ても西洋の雰囲気を漂わせるこの世界の言葉や文化など分かる訳がない。何も分からず辺りを見回していたら鍬を持った男性に声を掛けられた。


男性「・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?(異世界語)」

林田「えっ・・・、えっと・・・。」


 その瞬間奇跡が起こった、神というものが本当に存在するというのか。


男性「大丈夫ですか、私の声が聞こえますか?言っている事が分かりますか?」


 何故か先程は全くだったこの世界の言葉が急に日本語に聞こえるようになった。


林田「えっ・・・、は・・・、はい・・・。」

男性「良かった、気が付きましたか。酒にでも酔ってこんな所でずっと寝てたんですか?」

林田「いや、私は今の今まで仕事を・・・。」

男性「因みに何のお仕事を?」

林田「恥ずかしながら、こういう者です。」


 私が胸元の警察手帳を見せると、男性はこの国の警察署らしき建物に連れてきてくれた。確か受付の女性が今の警察署長に魔法みたいな物で話を付けてくれたんだっけな、今思えばあれは何だったんだろう。


女性「副警察署長がお待ちです、こちらにどうぞ。」


 長い廊下を暫く歩き、面談室に通された。そこで警察手帳を見せて事情を話すとこの国の警察の職務に就き、我々に協力して欲しいと言われたっけ。

とにかく、あの2人には感謝だ。勿論、今の署長にもだよ。

さてと・・・、こんな俺も今ではこの国の警察署の警部だ。日本の方々も含め警察の皆がそうなのかは知らないが、職業上勤務時間が不規則な事が多い。今日だってそうだ。本当は昨日の夜10時には家へ帰れる予定だったんだが、事件事故が相次いで発生したので今やっと仕事が終わった。


林田「朝8時か・・・、結局夜勤みたいになっちゃったな。疲れた。よし、あれやるか!!」


 実は私は月に一度夜勤に就く事がある。私の様に警部職に就く者は別に断る事が出来ない事は無いのだが、ある理由(楽しみ)があって敢えて断っていない。

 ネフェテルサ署を出て散歩の感覚でゆっくりと街はずれの山の方に歩くと、朝日の暖かく優しい光が私に「お疲れ様」と言っている様に差し込む。澄んだ空気を吸いながら私はある場所へと足を運んだ。

 今もふと思ったのだがこの山には正式名称があるのだろうか、皆にはいつも「お風呂山」と呼ばれているが。まぁ、いいか。そうこうしているうちに着いちゃったもんな。

 お気付きの通り、私にとっての月に一度の夜勤明けの楽しみは「朝風呂」だ。夜に入る露天風呂も良いが、明るい朝に入る風呂は私にとって格別なのだ。朝日が差し込み煌めく風呂場とお湯が爽やかな朝を演出している。


林田「おはようございます。」

女将「あら林田さん、おはようございます。あれ?今日は夜勤でしたっけ?」

林田「いや・・・、ちょっと訳ありでね。」


 受付で女将に料金を渡すと「男湯」と書かれた暖簾をくぐり抜け脱衣所に入った。朝のこの時間は夜程利用している人が多い訳では無く、いつもの見慣れた数人の方々がちらほらといるだけだ・・・、と思っていた。

 備え付けのシャワーで髪と体を洗い、汗を流すと露天風呂に入る。すると、30代前半っぽい初めて見る若者が何とも気持ち良さそうに風呂を満喫していた。ただ、そんなの関係ない。俺は俺で楽しむだけだ。

 若者は寝転ぶように肩まで全身を湯に沈めお湯を楽しみ、暫く浸かると深く頷き颯爽と風呂場を出て行ってしまった。

 私はそれから40分程かけてゆっくりお湯を楽しみ風呂場を後にした。脱衣所で風通しを良くするべく服を崩し気味に着てその場を出ると受付近くの座敷のテーブルで先程の若者が美味そうに瓶ビールを呑んでいる。そこで、1杯奢ると言って話を聞かせて貰う事にした。


林田「初めまして。この辺りでは見ない顔ですが、どちらから来られたのですか?」

男性「私ですか?私はこの世界を創った者です、それにしても良い温泉になって良かった。」

林田「えっ・・・?」


何か出過ぎた真似をしてすみません。

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