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夜勤族の妄想物語 3.異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~  作者: 佐行 院


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98

林田はこの日、男性にある通達をする事にしていた。


-98 ご飯のお供④-


 林田警部は声をかけてきた男性を光の家の裏庭へと招待すると、そこにいた全員に紹介した。


林田「皆さんお待たせいたしました、ご紹介させて下さい。こちらは私の部下の梶岡刑事です。今回の貝塚義弘逮捕に大いに協力をしてくれたので招待したのです。」


 元々警察の人間でもない梶岡は当然警官として働いた覚えもないし、はたまた刑事になるなど思った事も無く、当然の事ながら初耳なので驚きを隠せない。


梶岡「えっ・・・、あ・・・、あの・・・、林田さん?ど・・・、どういう事ですか?」

林田「言った通りだよ。実は先日のご活躍についての事をネフェテルサ署長に話してね、これからも協力と活躍をして欲しいと是非刑事職について欲しいとの通達なんだ。」

梶岡「あの・・・、宜しいのでしょうか?」

林田「当然、これからもよろしくお願いします。勿論、優秀な生徒として魔学校に通いながらだがね。梶岡君、いや梶岡刑事。」


 梶岡は涙した、こんなに嬉しい事は一生に一度あるかないかだ。


林田「さて、刑事としての初仕事だ。ここにいる皆さんにご飯のお供を紹介して下さい。」

梶岡「は・・・、はあ・・・。そうですね・・・、数の子の松前漬けですかね。」

光「良いですね、早速食べましょう。」


 光は数の子の松前漬けを『作成』し、そこにいた全員がご飯に乗せて食べた。シャクシャクとした数の子の食感がたまらない。梶岡は今まで出てきたご飯のお供と自ら提案した数の子の松前漬けで白米を勢いよく5杯食べてしまった、かなり空腹だったのだろうか。すると、急いで食べたせいか喉を詰まらせかけた。


林田「ははは・・・、そんなに急がなくても良いのでは?」


 梶岡は体調を戻すと、涙を流し始めた。


梶岡「実は・・・、こんなに沢山の方々と食事した事があまり無いし、元々貧乏学生ですからこんなに美味しい物を沢山食べれるなんて思わなくてね。それに先程の事が響いてまして。」


 光は梶岡の肩にそっと手を乗せた、梶岡は未だに震えている。


光「さあさあ落ち着いて、まだありますから食べましょう。」


 梶岡は光の言葉に促され、テーブルの上にあるご飯のお供と白飯を味わいだした。ゆっくりと噛みしめるように咀嚼をした。そして梶岡は自分の茶碗の飯におこげを見つけた。


梶岡「宜しいのでしょうか、一番美味しい所を自分なんかが。」

光「何を仰いますか、まだまだいっぱいありますから遠慮しないで下さい。」


 梶岡は嬉しそうに頬張っている、ご飯のお供と白飯だけでこんなに感動できる人間がいるとは。

 食事会を進めていると、林田の息子であるハーフ・ドワーフの林田利通警部補が来た。両手に出来立ての料理を持っている。


利通「父さん、言われた通り「あれ」を作って持って来たけどどうしたの?」

林田「丁度いいタイミングだ、ありがとう。梶岡刑事、紹介させてくれ。こいつは林田利通警部補、私の息子だ。利通、早速蓋をあけてくれ。」

利通「待ってよ、この人いつの間に刑事になったの?」

林田「署長から昨日通達があったんだ、すまない。連絡を忘れていた。取り敢えず開けてくれ。」


 利通が両手の料理の蓋を開けると、美味そうな湯気と香りが立ち込めた。林田家の家庭菜園で採れたピーマンで作った肉詰めだ。


林田「皆さん、コイツの得意料理を食ってやって頂けますか?味は私が保証しますよ。何も付けなくても美味いんです。私から梶岡刑事へのお祝いの品です。」


 皆は利通の作った肉詰めに箸を延ばした、一口噛むと溢れ出す肉汁に全員が感動をしている。その溢れ出した肉汁だけで白飯がどんどん進んだ。


光「こんなに美味しい肉詰めは初めてです、きっとハンバーグも美味しいんでしょうね。」


 その言葉を聞いた全員がごくりと唾を飲んだ。


実に美味そうなものばかりだ。

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