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夜勤族の妄想物語 3.異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~  作者: 佐行 院


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周りの人たちの事実が少しずつ解明されていく。


-⑳嵐の飲み会の後-


ネスタ「今更何言ってんだよ、私だってドワーフだっての!」

利通「母さん?!って事は俺人間とドワーフのハーフなのかよ!」


 まさかの事実が暴露されていく、夜はまだまだ長い、今日は楽しくになりそうだ。

 皆何故か1本のウィスキーでハイボールを作って各々作って呑んでいた、テーブルには鶏の唐揚げが高く積まれている。やっぱりハイボールには熱々の唐揚げだ。唐揚げが無くなったときは光が『作成』でお代わりを作っていた。


ネスタ「あんたそんな魔法が使えるなら自炊する必要無いんじゃないかい?」

光「あんまりこれに頼らないで出来るだけ自分で作りたかったの。料理が出来なきゃ彼氏なんてできないと思ってさぁ。」


 全員がごもっともと言わんばかりに頭を下げた、でもすぐに分かり合い結局どうでもいいやと再び呑みだした。今日は頑張ったんだ、楽しんだって良いじゃないか。

 夜は賑やかなまま過ぎて行った。

朝の10時が来た、全員酔い潰れて知らぬ間に寝落ちしていたらしい。有給休暇だから大丈夫なのだが。

インスタントの味噌汁を勧められ光は若布入りを飲んだ、五臓六腑に染み渡る。警官達はまだ眠っている。

光は家へ帰り家庭菜園の水やりをし、シャワーを浴びて牛乳を一気飲みする。テレビをつけ誰もいないリビングで髪を手早く拭いた。姿見を見ながら思う、髪伸びたなと。久々に美容室に行こうかと考えたがこの世界に美容室なんてあったのだろうか。光は街を散歩がてら探しに行く事にした。

街の駐車場のいつもの場所に車を止め歩いて街に入って行った。店前の市場を抜け街の中心部に出る、ただ美容室らしき店はどこにもない。きっといった事のない裏小路にあるんだろう、今日は時間がたっぷりあるからぶらぶらと歩いて見てみよう。テラスのあるカフェは何軒か見かけたがやはり美容室らしき店は無い。ネスタにでも聞いてみるかと思ったが番号を知らなかった。という事で旦那の林田に聞いてみる事にしてみた。

10コール程電話してみたが出ない、まだ寝ているのだろうか。そうこうしているうちに雑貨屋の前に着いたので、ゲオルに聞いてみる事にした。


店員「店長今日休みですよ。」

光「あらま、そうなんですね。」

店員「何か御用ですか?」

光「実は髪が伸びてきたので店を探しているんですが見つからなくて。」

店員「店?いやいや、髪などはリッチの人に頼むのが定石でしょ。」

光「そうなんですか?!初めて聞きました。」


 この世界に来て色々経験したはずなのだがまさかまだ知らない事が多いなんて、ただ知り合いにリッチがいないのだが。


店員「明日店長にお願いしたらどうですか?あの人リッチなんで。私いつもお願いしてますよ。」

光「え?!」


 人は見た目によらないな・・・、と言うより燈台下暗しってこう言う事なんだって改めて思った。無理もない、ドーラがエルフでネスタがドワーフだって知ったのは昨日なんだから。ネスタに至っては家族が知らなかったくらいだし。

 そう思っている間に店員がゲオルに電話を掛けて光に替った。


ゲオル(電話)「ああ、誰かと思えば光さんでしたか、勿論構いませんよ。何なら今から伺いましょうか。」

光「では街の中心部の・・・、噴水の前でも大丈夫ですか?」

ゲオル(電話)「勿論良いですよ、すぐ行きますね。」


 電話を切ってすぐに光は噴水へと向かった。近くで光の到着を見ていたかの様にすぐにゲオルがやって来た。光が買い食いしていたホットドッグを落としかけたのでゲオルが浮遊魔法で受け止めて渡した。


ゲオル「驚かせてすみません、ホットドッグは無事ですから許して下さい。」


 気を取り直して光達は本題に入ることにした。ただ日本にいた時に行っていた美容室ではいつも通りと伝えると注文が通っていたのでどうやって希望を伝えるべきか悩んだ。という訳でゲオルがCG映像の様に光の顔のイメージ図のサンプルを魔法で浮かべ髪型だけを変えて光に見せた。


光「あっ、そうです、そんな感じです。」

ゲオル「あの・・・、もう髪型変わってますけど。」

光「はい?!」 


この世界はまだまだ分からない事が多い。

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