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夜勤族の妄想物語 3.異世界ほのぼの日記~日本に似て便利な世界でぷらぷら生活~  作者: 佐行 院


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作戦も佳境を迎えた。


-⑲あっけない最後と暴露-


 排気音を聞き林田は覆面パトカーを横に並べた。リーダーの車のヘッドライトが見え始める。

林田達は車の後ろから叫んだ。


警官達「止まれー、止まれー!!!」


 リーダーや光、そして後続車はドリフトして止まった。


林田「お前ら迷惑防止条例違反だ、逮捕するぞ!!!」

リーダー「父さん待ってよ!!!俺だよ、利通としみちだよ!!!」

林田「なんだと?!」


 林田はリーダーの顔を懐中電灯で照らした。


林田「利通!!!すまん!!!」


 リーダーこと林田利通警部補は先程の会話から分かるように林田警部の息子で警部の別動隊として動いていた。

 どうやら今回は林田警部の聞き違いらしく、作戦を遂行しようとした息子一行を捕まえてしまったらしい。というより車を見て分からなかったのだろうか。

 一先ず全員で下山する事にした。


 夜が更ける、大きな一仕事を終えた光は空腹で仕方なかった。今日は自分へのご褒美に何かいつもと違う美味しい物を食べよう、明日は有給にしているからいつもより多めにお酒を煽っても問題はない。とりあえず『カフェラッテ』を地下に入れておかなきゃ、それか明日洗車してからにしようか、愛車を転がしながらどうしようか考えていた。

 ルンルンとした気分で家路を急ぐ、5速から4速に下げると光の気持ちに応える様に愛車は加速した。新しく買った軽乗用車の横に駐車し玄関のドアを開けようとしたら服に忍ばせていた携帯が鳴った、林田だ。かなり出来上がっててご機嫌らしい。


林田(電話)「もしもしぃ、光さんですかぁ?今日の主役が来てないなんて駄目でしょう、早く早くぅ!」

利通(電話)「俺はあなたの走りを見て感動したんですぅ、吞みましょうよ~。」


 その瞬間、車のハイビームが光を照らした。ネスタが軽トラで迎えに来たのだ。


ネスタ「ごめんね、うちの人がどうしても連れて来いって言うから・・・。」

光「良いですよ、食費が浮くから行きます行きます。」

ネスタ「あ、そうそう、今日のテーマ『皆平等』だってさ。出前が来ちゃうから早く帰らなきゃ、私も早く呑みたいし。」


『皆平等』ってどういう事だと思いながら軽トラの助手席に乗り込み林田家に向かった。

林田家の和室に入ると警官達が陽気に・・・、いや口喧嘩しながら呑んでいた。

テーブルには唐揚げ、カキフライ、アジフライ、カニクリームコロッケ、そして明太子と居酒屋メニューによくある光の大好物が揃っていた。(※というより作者の大好物です。)


利通「酷いのは父さんだろぉ、俺に無茶ぶりしといてさぁ。」

林田「お前に俺がいつ指令を出したんだよぉ、お前は別の部署の人間だろぉ、どう見ても馬鹿な走り屋にしか見えん車に乗ってるお前が悪いんだよぉ。」

ドーラ「警部さんよぉ、あんたは何もしてないのに偉そうに言ってんじゃないわよぉ。」

林田「ごめんごめん、そんな事言うなって。おー、光さん、来た来た。こっちこっち。」

光「ハハハ・・・、凄い楽しんでる・・・。」


 光は顔が引きつっていたが2時間後には日本酒片手に持ち・・・。


光「私だってこんな世界に来ると思ってなかったのぉ、しかもドリフトなんて久々だしさぁ、おっさん無茶言い過ぎぃ。」

林田「悪かったって言ってんじゃん・・・、今日はお詫びとお礼に呑んでよぉ。」

光「こんなんで許すとでも思った訳ぇ?」

林田「許してくんないのぉ?」

光「ゆ~る~す~!!!」

利通・ドーラ・ネスタ「光さん、あんた良い人だ!」


 酒が入ってすっかり溶け込んだ光はちょっとした疑問をぶつけた。異世界に来た実感が湧いてないからだ。


光「て言うかここには異世界らしいのっていないのぉ?エルフとかドワーフとかリッチとか・・・。」

ドーラ「何ぃ、聞き捨てなんなぁい!耳見てよ、私エルフなんだけどぉ!」


異世界に来た実感が湧いて来た。

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