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47一方そのころ突然のプル

今ぼくは建物の中を探検しているよ。旅に出てからクーロイはお友達が増えたよ。最初は攻撃してきた人たちだけどなんか仲良くなってた。

友達になった人たちはおいしいものを食べるために旅をしてるんだって。クーロイと似てる。だから一緒に行くことにしたんだね。でもクーロイは一緒に鍛錬をするようになった。

やってることはクーロイが小さいころに一人でやってたことを教えてる。最初からとばすと大変だから慣らしていかないとってよく言ってる。お友達はクーロイの方が小さいけど強いからがんばってた。

ぼくも一緒に馬車に乗ってるから仲良くなったよ。


赤い人と青い人の作ってくれるご飯がおいしい。クーロイよりも上手だと思う。おいしいご飯をくれる人は正義だと思う。でもクロエミおばあちゃんの方がおいしい。次はいつ帰るのかな。


体が一番大きい人は、こっそりと食べ物とか魔石をくれる。ありがとうって言ってるけどこの人には伝わらないみたい。でもニコニコしてくれるから良い人だと思う。


運が悪そうな人と何も考えてなさそうな人は僕をボールみたいにして遊んでくれてた。それを見たクーロイが怒ったけど、遊んでもらってたことを教えたら謝ってた。クーロイも一緒に遊んでくれた。


緑の人は風の魔法だけじゃなくて土の魔法を練習してた。ぼくも一緒に練習してたら使えるようになってた。火と水の魔法も使えるところを見せたら、なんか腕立て伏せのポーズで止まってた。腕立て伏せはひざをつけたらダメだってクーロイが言ってたことを教えてあげたら。今度はぼくをだっこしてすわった。なんか泣いてた。


魔力が一番多い人は弓を使うみたい。もしかしたらクーロイよりも上手。魔力が多いのに使わないの?って聞いたら使えないんだって。使えるようになるには大地の母って人に会わないといけないんだって。そのために旅をしてるって。寂しそうだったから僕も探してあげようと思う。



それで、もうすぐ王都に着くんだって。山の中だけど攻撃しようとしてくる人がさっきから周りにいる。それに遠くに泣いてるひとがいる気がする。すごく困ってるなぁ。

こういうときは気づいても本当に危なくなるまでは言わないでってクーロイはいうからまだ秘密。


そう思ってたら馬車の先に土がいっぱい積んであった。緑の人が土の魔法使えばすぐに除けれると思う。ぼくだとまだ無理かな。

ここで悪い人を捕まえるの?もとからそのつもりだった?ぼくその話は聞いてなかったな。たぶんルウネさんとお話ししてた時かな。

捕まえるのはすぐに終わったよ。クーロイが何もしなくても、みんなががんばってた。


そしたら今度は悪い人たちの家に行くんだって。この人たちはルウネさんのところに連れていくの?違うんだ。クーロイがみんなと話して一人だけごめんなさいを言わせてた。一人だけにするなんて今日のクーロイは変だ。前は全員が笑うまでやってたのに。

分裂してって言われたから赤い人と一番大きい人と一緒に残るぼくを作った。あと、どこにいるんだっけ。村とルウネさんのところだったかな。

村のぼくは隠れながら見張ってる。小さい子が危ないことしないようにしたり、魔物が来たらこっそり食べてる。狩人さんたちがいるけど、ぼくもお手伝いする。

ルウネさんのところは話し相手と魔物狩りのお手伝いをしてる。ルウネさんは作るだけだからここではぼくががんばってる。世界樹は大地の恵みを作り出すところだから魔物を近くで倒すと良いみたい。お母さんとして何もできないのはくやしいから僕がいてくれてうれしいんだって。ほめられてうれしい。


確認してたら本体のぼくは悪い人の家に着いた。思ってたよりも大きかった。狩人ごっこみたいに作戦を立てて始めるんだって。大人と一緒にやる作戦ってなんかすごい。わくわくする!


入り口でみんなが怪我しすぎないように見張るぼくも作る。近くにいるからクーロイとみんなと両方のことがすぐに分かる。最初は混乱したけど見えるものが増えるのは楽しい。今度もっとたくさん増やしてみよう。


ぼくはクーロイと一緒に一番高い建物から中に入る。入ったらバレないように静かに移動する。悪い人はクーロイが一人でやっちゃった。ぼくは今のうちに捕まった人がどこにいるのか探す。

建物の中にはもうほとんど人がいないことを教えた。地面の下に捕まってる人たちがいる。15人くらい?いる。なんかすごい魔力の大きいものもある。これはなんだろう。クーロイは今は集中してるからあとで教えてあげよう。


人がどこにいるかだけ教えてってクーロイが聞いてきた。1階の広い所に大人がいるよ。10人くらい。なんか強い人もいるから気を付けてね。

地面の下にもいるけど、ぼくが先に行っておこうか?見えるものをたくさん増やす練習なのはクーロイにはないしょ。


良いよって言われたから、地下突入部隊とクーロイに名付けられたぼくは見つからないように地下へと移動する。

そしたら子どもと女の人だけではなくて、大人の悪い人が2人もいた。子どもを泣かせてる。こういう人には何しても良いってクーロイは言ってた。土の魔法を使って頭にぶつけた。


ベチャ


「誰だ!?」


周りを探すけどぼくは全力で隠れてるから見つからない。近づいて手を伸ばして捕まえる。頭と目、両手両足を動かないようにして壁に何回かぶつけてたら大体の大人は動かなくなる。

2人とも同じようにした。そのまま置いておこう。子どもの方を見たら、泣くのはやめてたけど驚いてた。そのときに怖いものを見た顔をしてたから謝らないといけないことに気づいた。どうしよう?ぼくがこわかったのかな?

でみ、スライムのぼくはいきなり現れるとびっくりさせてしまう。この中で話が出来る人がいないか呼んでみる。


良かった。おじいさんが一人いて、その人が話を聞いてくれた。


「助けが来たようです。もう少しですからがんばりましょう」


周りに話してくれた。ぼくのことも説明してくれたから隠れるのをやめた。そうしたら子どもが泣き出した。びっくりした。なんで??あわてたぼくにおじいさんが教えてくれた。


「安心しただけです。あなたのせいではありませんよ」


でも泣いてる子どもの相手は得意だから任せてよ。村の子どものお世話だってできるんだから。子どもの人数まで分裂して一人一人についててあげた。悪い人を見張るために本体のぼくはおじいさんのそばにいる。

他のひとは大人だから大丈夫だよね。でも一気に増えたのは初めてだったからちょっと疲れてしまった。一気にいっぱいの相手をしたからあわてた感じになる。そんな状態でクーロイに話しかけられたから、びっくりした。


地下にいた悪い人のことと、子どもと大人の人のことをクーロイに話した。そうしたらクーロイが怒りだした。


これは一番こわい時のクーロイだ。ものすごく怒ってる。前にぼくが魔物に相手にけがした時に見た。今のクーロイにはたぶんぼくも勝てないぞ。

お読みいただきありがとうございました。

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