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リーシャはギター引ける

サブタイトルって真面目な分にすると、なんか私らしくないというか……ここでふざけるなきゃどこでふざけるんだ! って感じがするんですよね。

もし私が真面目なサブタイトルをつけてた場合それは意味深ではなくネタが思いつかなくて渋々真面目にしたということです。出来る限りないようにはしますが……

ピンポンパンポーン

まもなく、魔王軍会議が始まります、魔王軍幹部クラスの皆様は、至急会議室に集合して下さい。なお、会議室は全席禁煙です、ご理解のほどよろしくお願いいたします。ピンポンパンポーン

「あぁ、今日は会議の日だった、わすれていた」

「ちぃ……めんどくせーな、まぁ魔王城近くの森まで勇者様ご一行が来てるって話だし、当然か」

「なんの放送ですか?」

「会議という名の口喧嘩大会だよ……すまんがユミ、終わったらすぐ戻るからここでトレーニングでもしててくれ」

「精々剣の持ち方でも教わるんだな、いくら加護があろうと基本がなってない奴はダメだ」

「あ……はい」

ユーリスとアダイトは、会議室に向かった。

―――魔王軍幹部会議―――

「今回集まってもらったのは他でもない、近頃勇者共が、魔王城に迫ってきてるという話じゃ、それについての作戦会議を決行することにした。何か意見のある者はいるかの?」


魔王軍幹部 シドラス

主に軍略、作戦を指揮する白髪眼鏡のおじいちゃん、力は弱いけど魔法使える、あと年功序列で幹部の中では一番の責任者


「あの、近くの領地を守ってる幹部様はお前だよな? リーシャ、勇者共がここまで来たのはお前のせいだと言っても過言はないだろ? どうなんだ、おい!」


魔王軍幹部 アダイト

魔王軍の新米兵士教育係、さっきはアホみたいな負け方をしたが、本来は幹部の中でもかなり強い、でもお酒は飲めない


「うっさい! 元はと言えばあんたが教育した兵士でしょうが! 上司が使えないと部下も使えないものになるのね」

「んだと! ゴラァッ!今ここで潰されてーか!」

「その言葉、そのままお返しするわ!」

「静粛にたのむぞい」


魔王軍 幹部 リーシャ

オレンジの髪をして、オレンジの鎧を着ているためなんか目がチカチカする。気の強い少女なのだが本気になるほど冷静になるタイプ


「よく見たら幹部の半分も来ていないのぉー、困るのぉー、大事な会議をすっぽかしおって……まぁ、わしも何人の幹部がいたかは忘れたがの」

「おいおい、じいちゃんボケるのはやめてくれや」

「そう言いなさんなアダイト、わしに報告も無しに勝手に幹部が増えるもんじゃから、完璧には把握できてないんじゃよ……」

「そんでよ、お前もなんか言ったらどうなんだルーク」

「………」

「無視かよおい! 虫だけにってか?」


魔王軍幹部 ルーク

ヘルクレスオオカブト(♂)

なんの変哲もないただの、世界最大のカブトムシである。魔王軍になった経緯も不明、誰だよこんなやつ連れてきたの……


「寒いこと言わないでよアダイト……ちなみに、ルークは《今日はユーリスが久々に出席してるね、いつも親衛隊にからまれて会議が終わったか頃に来るのに》と言ってるわ」

ルークは真面目なカブトムシであった。

「リーシャ、お前……虫の言葉がわかるのか」

「そう言われればそうじゃの……もしやユーリス、今回は何か意見でもあるのかの? わしに言うてみ」

「特にはないのだが……強いて言うなら私の軍に新入りが来たことくらいだな」

「新人か……まぁ別段珍しくはないのぉ……」

「おい、じいちゃん今回の新入りは一味違うぜぇ? 俺が手をやいた女だ、じいちゃんくらいになら勝てるんじゃねーのか?」

「ほう……それは楽しみじゃ、若僧がわしに勝てるかの? フォッフォッフォ」

「それは、本当なの? ユーリス、アダイトが手を焼いたって」

「まぁな」

「そいつと会わせてユーリス、私も顔を見てみたい!」

「これこれ、リーシャ会議中じゃて……あまり騒ぎなさんな」

「こんな会議をするより、その新人に会うほうが、有意義よ!」

「こんなとは、なんじゃこんなとは」

「ん? 何ルーク」

《私も一緒に行く》

「わかった、行きましょうユーリス案内して」

「しかたないか……」

二人と一匹は、会議室を出ていった。

「どうする? じいちゃん」

「うーむ、元気があるのも考えものじゃな……」

――――アダイトの部署にて――――

「ここねユーリス、その新人はどこにいるの?」

「えーと、あそこで兵士と餅をついて小娘がそいつだ」

ユミは、その時兵士がついた餅をこねる係りをしていた。

「冗談はやめて! なんで餅なんかついてるの?」

「私が知るか」「あんたの部下でしょうが!」

《肝が据わってる娘なのか? 能天気なのか?》

「きっと、バカなんでしょ? ルークの方が百倍賢く見えるのもの」

「おい、ユミ!」

「はひっ……アリスさん戻ったんですか?」

「さて、どこからつっこむべきか? とりあえず何をしていた?」

「イチゴ大福を食べたら豆大福が食べたくなったので……ちょっと」

「あー、もういい長くなりそうだ、これ以上は何も言わん」

「と、ところでこちらの方は?」

「あ、そうだこいつは……」「ミーシャよ」

「ミーシャさん、よろしくお願いします。」

「挨拶は結構、それより本当なの? ユーリス曰く、アダイトを倒したそうじゃない」

「そ、そんな大げさな……偶然空からイチゴ大福が降ってきただけですよ……」

「そんな偶然があるわけないでしょ! あんたが意図的にやったとしか言いようがないわ」

「そんなこと言われても私は、意識してやった訳じゃなくて……」

「まぁ、神の加護だからな何があっても不思議ではないさ」

「呆れた……自分の力がどういう物かもわかってないなんて。ユーリスも少しは考えなさいよ、この力が私たちを倒す為に使われたらどうするつもりなの!?」

「少なくとも魔王軍の皆様を倒そうなんて思ってませんし……できることなら皆さんの役に立つ使い方をしたいなーなんて……」

「口だけならなんとでも言えるわ、じゃあ聞くけど私が頼んだらその力を私の為に使ってくれるの?」

「は、はい……大福を出すくらいしか出来なさそうですけど……でも、一緒に美味しい物を食べたらお友達になれると思うんです。」


「友達………ねぇ……」


「は……はい」

「ねぇ? あなた……それ本気で言ってる?」

「本気が何なのかはわかりませんが……う、嘘は言ってないです!」

「その言葉……後悔しないでよね?」

「へ?」


続く


一番ふざけてる魔王軍メンバーというお題で、この小説のルーク「ヘルクレスオオカブト」の名前が上がるのが私の一つの目標です。

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