始業式①
はじめまして!橘 小春です。
初めての小説投稿です!
語彙力が皆無すぎて…読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします!
彩花 side
ピピピッ…ピピピッ…
まだ朦朧とする意識の中、携帯のアラームを止める。
「んっ…」
ベットから体を起こす。
目が覚めていくことで段々と気がつく不快感。それは下半身の湿った感覚だった。
「またやっちゃった…」
私、原田 彩花は夜のおむつがはずれない高校生。
黄色く染まった下着を見てそう言葉をこぼし、2階の寝室をあとにする。
1階のリビングには、お姉ちゃんがいた。
1つ年上のお姉ちゃんは同じ高校に通う、私の唯一の家族。
「ふわぁ…おはよ…。ねぇね。」
「あ!彩花おはよ!起こしに行こうと思ってたんだけど…1人で起きれたんだね。」
「もう!ねぇねったらっ!彩花もう高校2年生だよ!!」
頬をぷくっと膨らせ、少し拗ねたように私は言う。
「あははw そうだね。ほら、こっちおいで。」
「むぅ…」
お姉ちゃんは少しバカにしたように笑い、私のパジャマのズボンをおろす。私のおしっこを沢山吸ったおむつがあらわになる。
「今日もいっぱいでたね〜!」
「い、いいから早く変えて…っ」
高校2年生にもなっておむつを変えられることは少し恥ずかしいけど、大好きなお姉ちゃんに替えてもらうことは少し嬉しかったりする。私のおねしょが治らないのはそんな感情があるからかもしれない。
「これでよし。」
「ありがとう。ねぇね。」
もちろん、学校にはパンツを履いていく。
まぁ…子供用の花柄ののショーツなんだけど。
そして、少し着崩した制服に着替える。
「今日のお弁当はサンドイッチにしたよ〜」
「ほんと!?彩花、ねぇねのサンドイッチ大好きなの!!」
ランチボックスに色とりどりの野菜のサンドイッチが並んでいた。
「朝はその残りになっちゃった…ごめんね〜」
「ううん!全然大丈夫!!」
ねぇねの作るサンドイッチは世界一美味しい。
お昼だけじゃなくて朝も食べれる嬉しさは尋常じゃない。
「ほら、時間!家出るよ!!」
サンドイッチを優雅に食べていると家を出る時間になったことに気づかなかった。
今日は始業式。遅刻はできない。
「え!もうこんな時間!?ねぇね待って!!」
「忘れ物はない??」
「うん!」
「パパとママに手あわせて!」
私たちは仏壇に手を合わせ、目を閉じる。
優しそうに笑うパパとママの写真が飾ってある。
私のパパとママは私が幼い頃事故で亡くなった。
「パパ、ママ、彩花は今日から2年生になりました。天国で見ててね!行ってきます!!」
天国のパパとママに手を合わせ、2人で家を出る。
お姉ちゃんと他愛もない話をしながら学校へ向かう。
どんな子と友達になれるかな。
期待と不安に心を膨らませ、学校に向かった。
いかがだったでしょうか!
まだまだ素人ですが、これから上達していければな、と思います!
ではまた次回(*´ ³ `)ノ