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モラトリアム・シンドローム

作者: 語り手




 目隠しをして

 初めて聴こえる世界の歌

 億劫なのは

 自分自身の吐息の音

 愛のために

 君はどんな言葉を言う?

 

 想像し過ぎて

 いかれて嗤う十代の顔

 騒々し過ぎて

 忘れてしまった呼吸の術

 他人のために

 君はどんな言葉を言う?


 偶然の中で出会った一瞬に

 僕はずっと留まりたいな

 窓の外に流れる季節と

 果てのないモラトリアム

 そう、きっとそんな感じ

 

 

 耳を塞いで

 初めて見える世界の色

 億劫なのは

 名前のついた既存の物

 世界のために

 君はどんな心を買う?


 バランスを取って

 まともに狂う僕の体重

 豊満なのは

 カラダ以外のすべて物 

 世紀末を前に

 君はどんな姿をする?


 重くなって来た世界の中で

 僕は重力と戯れびたいな

 宙に浮く音色を結んで

 聞こえる新しい世界の歌

 そう、きっとそんな感じ

 

 

 窓の外に巡る世界と

 室内のモラトリアム

 暖炉の前の揺れ椅子に

 僕はずっと留まりたいな

 そう、きっとずっと

 そんな感じ

 


 ~~La La La

     La La La~~

 


 愛のために

 君はどんな歌を歌う?

 




ありがとうございました。

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