表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

第4話:初めてのAIスキル

毎週木曜 21時更新 ~ を目指して頑張ります。

ストック増えたら週2回更新になるかも。


白い光の中から気が付くと森の中に立っていた。


「ここが異世界かな。」


いい空気だな。研究所からあまり出ない俺でも排気ガスだらけの

街よりも清々しいのが分かる。


軽く伸びをしてあくびしながら新鮮な空気を取り込んで一気に吐き出す。


「さて……っと、まずはこの森から出て人のいるところにいかないとな」


特に食料もないし、野宿はあまりしたくないな。

モンスターがいるって言っていたので周りの安全は注意しておこう。


「周囲に危険はなさそうだな、町を目指す前にスキルの確認をしておくかな。

鑑定でAIスキルを見てみるか」


―――――――――――――――――――――

[AIスキル] Lv.1 0/5

スキルの力を使って専用の自律式AIを5体まで作成することができる。

一度作成したものは変更することができない。あなたが任せたい

仕事を決めご利用ください。

―――――――――――――――――――――


5体までか、レベルがあるから成長すれば増えるかもしれないが

限りがあるから慎重に使わないとな。


何を作ろうかなと考えていると……



ガサガサッ!!


背後から何か音が聞こえる。



振り向くとそこにボロボロの剣をもったそいつがいた。



「っ!? 鑑定!」


いきなりでビックリしたが、まずは鑑定だ。


―――――――――――――――――――――

種族:コボルト Lv.3

HP:54/54

MP:12/12

―――――――――――――――――――――


レベルは俺より上。HPは約半分ってところだな。

他のスキルや能力は出ないんだな。


で、相手は武器持ちで俺は武器無しで戦闘経験も特になしっと。



冷静に分析した俺が取る次の行動は……





「よし、逃げよう!」



猛烈にダッシュした。いや無理無理。


研究所に引きこもってた俺に戦いとか、どんなムリゲー。

そういうのは格闘のエキスパートとかを転移させてやってほしい。


幸いなことに早さは俺のほうが上らしい。後ろを振り返ってもやつの姿は見えなくなった。



とりあえず、戦えるようにしておかないとこれからもモンスターは出るし危険だな。


周りを確認しながら考える。


俺が戦えないなら戦えるようにすればいいし、武器がないなら作ればいい。


「AIスキル発動!」


何かウィンドウ画面のようなものが出た。


―――――――――――――――――――――


作りたいモノをイメージしながら手を乗せてください。

イメージに合ったものを作成します。


―――――――――――――――――――――


そう書いてあったので言われたとおりにやってみる。

すると『作成中』と表示されメモリゲージが徐々に溜まっていく。


「作成完了しました。能力はこちらになります」


表示された画面を見てみる。


―――――――――――――――――――――

格闘サポートAI Lv.1

主に自分の身体を使って戦うための技術をサポートします。

戦いから相手の技術を学び進化することが可能です。


魔術サポートAI Lv.1

魔法の力を使い、イメージした魔法を使うためにサポートします。

見た魔法を解析し自分の魔法として使うことが可能です。


身体サポートAI Lv.1

身体の動きを加速したり細かい作業などをサポートします。

サポートした動きはしだいに強化されサポートなしでも同じことができるようになります。


錬成サポートAI Lv.1

錬成術をして物質の変化する作業をサポートします。

物質の構成を変化させて同じ物質であれば形を変えることができます。



―――――――――――――――――――――


うん、期待通りの内容だな。っていうか、簡単にできすぎだよね?

プログラムを組んでテストしてみて学習パターンを覚えさせてとか

何もなくできてしまった。


とりあえず、そのまま『はい』を選択する。


「「「「よろしくお願いします、マスター」」」」


おぉ、音声付きなのか便利だな。


「よろしく」



AIスキルを作成してみたし、ステータス確認っと。


==============================================

ステータス:

名前:クロセ レン

種族:人族 性別:男

年齢:20歳

職種:村人 Lv1

HP:125/120(+150)

MP:77/75(+150)

―――――――――――――――――――――――

筋力:35(+100)

耐久:40(+100)

敏捷:45(+100)

器用:120(+100)

魔力:60(+100)

精神:112(+100)

魅力:78

直感:82(+100)

幸運:50

騎乗:75(+100)


魔法資質:火E(C) 水G(E) 木G(E) 風G(E)

地G(E) 光G(E) 闇E(C)


スキル:

自動言語翻訳 / AIスキル(4/5)Lv.1 / 鑑定 Lv.1 /

錬成術 Lv.1 / 格闘 Lv.1 /身体強化 Lv.1 /

自動HP回復 Lv.1 / 自動MP回復 Lv.1


AIシステム:

格闘サポートAI Lv.1

ガンガンやってやるぜ!


魔術サポートAI Lv.1

魔法の英知を極めます


身体サポートAI Lv.1

高速で移動なら任せて


錬成サポートAI Lv.1

何でも作りたいモノをいってください


魔法:

魔力操作 Lv2/魔力探知 Lv.1/属性魔法(全)Lv.1


加護:守護神の加護/


称号(全OFF):

異界人/神に直接文句を言った男/神からの(笑)っぷぷw


スキルポイント:20


===============================================


おー!能力が大幅に上がってる。スキルもいろいろ増えてるし、

これなら先ほどのコボルトにも勝てるだろう。


能力が上がったら次は『武器』が欲しいな。


近場に良さそうな大きな岩を見つけた。



石に近づいて手をかざしながら……


「錬成!」


イメージは石でできた槍だ。剣とか使ったことないし、

重くてきちんと振れるか心配だったからな。


しかも、槍なら少し離れて攻撃できる。


槍は剣の3倍とかいうしな、とりあえず素人の俺は槍でいいだろう。


「錬成の発動を確認しました。イメージを構築します」


アナウンスがあり、大きな岩の一部が変形していく。

ぐにゃぐにゃしたかと思うとスーッと槍が出てきた。


「おぉー!」


さすが、ファンタジー!ちょっと感動した。


出てきた槍を掴み、素振りしてみる。


石でできているから持てるか不安だったけど筋力がプラスされて

訓練などしたことがない俺でも問題なく扱えるようだ。


振り回すとブンブンと音が鳴り、突き出すとスパっと空気を切るような音が聞こえる。


手にもしっくりくるし、いいなコレ。

しかも、持ちての部分は布のような感じで持ちやすい。


「マスターが使いやすいように、周りの草を分解して加工しました」


なにこの優秀な奴……超便利!!


しばらく素振りしてたら満足したので、さっきの奴を倒そうと思う。


「やっぱり、リベンジしておかないとな。

もっと強そうなやつが出てくる前にアレくらい倒せるようにしておこう」



周りへの注意を行いながら、逃げてきた道を歩きだして引き返し始めた。



評価のご協力をお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ