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プロローグ:AIの鬼と呼ばれた男

しばらくは週に1本投稿させていただきます。いろいろな作品を読んで構想を立てていたので楽しんでいただけたら幸いです。感想は全て返信できかねますが、良い感想も悪い感想も作品をよりよくするためにお送りいただけると嬉しいです。すべて拝見させていただいております。


誤字脱字など見直してから投稿しておりますが、もし発見された場合は教えていただけると助かります。毎月投稿の修正をさせていただいております。より読みやすい作品として頑張ります。

カタカタカタカタ…..


誰もいない深夜2時、研究所の一室だけ薄暗い灯りの中、一人の男性がパソコンを見つめ作業をしていた。男の名は『黒瀬くろせ れん』この研究所の一画の責任者を任されていた。


理不尽な残業を任されて残っているのではなく、自分から好きで遅くまで作業をしていた。彼からするとここは「資材も揃っていて研究に専念できる環境だから、家に帰る必要がない」などという研究馬鹿?なのだ。


この研究所では次世代のAI(人工知能)技術を研究しており、国内外でもトップクラスの成績を上げている。仮想世界にプログラミングを元に機械学習・深層学習として自分で考えるシステムは、国や企業の発展には欠かせないものとして多くの大企業からの投資や国からの援助もあり、研究所には有能な技術者が多く集まっていた。


彼らの研究熱心は他を圧倒するものがあるが、蓮はそれを凌駕する才能とAIの鬼と囁かれるほど研究に熱心に取り組んでいた。納期に追われているわけでもないのだが、AIを完成させるために連日泊まり込みで仕事をしていた。最初の頃は他のものも蓮の仕事ぶりに無茶苦茶だと止めていたのだが、生き生きとして研究をしている彼を止めるものはいなくなっていた。


「あともう少し、もう少しなんだけどそれが難しい」

「リン、頼んでいたデータの分析はどうなっている?」


「はい、レン様。データの分析は完了しております。ニューラルネットワークで一部トラブルとアルゴリズムでエラーが複数発生しております。こちらがデータになります」


リンとは誰か?先ほどだれもいないはずだった空間にいるこの女性は、いったいどこから発言しているのかというと、平面で表示される画像のモニター中にその女性はいた。


本体と繋がれたモニターは等身大サイズで2mの人程度はすっぽり入る大きさである。これも彼の研究の成果で2Dキャラ型AIサポートシステムの試作品として置かれていた。彼は以前から研究は人だけでなくAI(人工知能)がAI(人工知能)を研究して成果を上げていけば効率的なのではないかと考え、今できる技術でAIを作りプログラミングの成長とアップデートを繰り返し行っていた。


画像認識、音声合成、文章理解・執筆、専門分野の研究、ロボット開発などの様々な分野でAIシステムを開発していた。それらの点と点をつないでいけば、いずれ人のようなAIができると信じて…


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