願いは薔薇
初めまして
人にはなにかしら「願い」という物がありますね
私の仕事はそれを一つだけ叶えてあげるということです
もちろん私は人間じゃありません 妖精です
さ 最初のターゲットはあの人かな
「はぁ〜今日もバイトか めんどくせーな」
俺は斉藤 隆(24) まぁフリーターってやつだ
だがフリーターっていってもなめんじゃねえぞ
俺には野望があるんだ
金持ちになるってことだ!
くす
「誰だ!? 今笑いやがったのは!!」
「その願い叶えてあげましょうか」
「はぁ?! なんだお前は?
こんながきんちょに何ができるってんだ
やれるもんならやってみやがれ」
「なんかベタな反応ですね笑
じゃあ叶えてあげましょう・・・・・・」
トコトコ ガチャ バタン
そういうと少女は出て行った
ただ一枚の紙切れを残して
「宝くじ一枚?・・・・・・んなの当たるわけねーだろ」
一ヵ月後・・・・・・
「そういや今日宝くじの当選番号の発表だったよな」
斉藤はその少女の事を思い出した
「そういえば・・・・・・」
そして当選番号を見てみると・・
「え? 当たってる! 当たってるよ!
一億円だー!!」
それからというもの斉藤は何もしなくても
金ががっぽり入ってきた
きれいな女の人と結婚した
世界なんて何週しただろう
金の力というのは想像以上に強いものだ
斉藤は、まさにすべての力を得てしまったかのようだった
そんなある日
「あー暇だ・・やることがねぇ・・映画でも見るか」
その映画はホラーだった
斉藤はゾクゾクしながら見ていた
そしてふと思いついた
これだ
夜 静かな道を一人の女性が歩いていた
「うぐぅ!!」
いきなり後ろから首を絞められた
女性は声にならない叫びをしたが
まもなく泡をふいて死んでしまった
ぞくぞく
これだ これなんだ
殺したのは斉藤である
そして携帯電話を取り出して
「ああ 警視庁長官かね
いやーちょっと人を殺してしまったんだが
君の力でどうにかならないか?
なに 金は山ほどプレゼントしよう」
そして斉藤はこれを何度も繰り返した
そしてある日
斉藤は一人で公園を散歩していた
そして男が一人立ちふさがった
「お お前だな・・・・・・幸子を殺したのは」
「な 何なんだお前は
しょうがない ほれっ百万だ
それを乞食みたいに拾って帰れ」
「ふざけるなぁ!!!」
男は包丁で男を刺した
「な・・・・・・?」
血がドロドロ流れていく
何か悪いものが抜け出てしまってるように
そして斉藤は死んでしまった
くすっ なんて怖い話なんでしょう
今日の夜は眠れなくなっちゃうかも♪
金という大きな力を持っていたため
自分を過信してしまった
だから最後は金という紙を持った男
として殺されたんでしょうね
あら? 私が妖精じゃなくて悪魔だろ だって?
あら それは心外だわ
私は悪い事をしろなんて一言もいってないわ
私はただ彼の願いを一つ叶えただけ
自己責任ってやつ? くすっ
じゃ 今日のところは さようなら〜




