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第8話 アニメ改革の裏で始まる貴族バトル⁉そして…

「では、私から説明させていただきます。もともと派党は2つございました。かぐや姫殿下を皇帝に推す女帝。エミール公爵子息を推すエミール派。さらにそれぞれの派党でも割れているようです。女帝派の中では、皇族の血族であるエミール公爵子息を娶るべきと主張する方々、異母兄妹の間の禁忌の子は皇女にふさわしくないと主張する方々で対立しています」


うわぁ。少なくともエミールの結婚することは絶対ない。日本の法律じゃ従兄妹での結婚はいいみたいだけど異母兄妹での結婚はだめだった気がする。そうでなくともあれとは結婚はしない。私の中では決定事項なんだから!



「現在、私と夫のトリスタン公爵家、アナッサ様のドロワシオン公爵家、軍部を司っているヴィジラン公爵家が女帝派です」


5代公爵家のうち3つが私を支持してくれているのか…


「トリスタンは姫様の選択を優先するものとして考えていただければ幸いです」


「父さん、それはかぐやがエミール公爵子息と結婚したとしても支持するってことじゃ…」


「そうだ。そうするべきだと私が判断した。何か問題があるか?」


「……ありません」


トリスタン公爵家は私を全面的に支持してくれる。ただ、女帝にはなってほしいってことか。


「トリスタン公爵家の結論はそうなのですね。ドロワシオンではできればブリシオ公爵家以外の公爵家から伴侶を選んだうえで女帝になってほしいようです。ヴィジラン公爵家はどのような見解なのでしょう、ナギ様?」


なんでそこでナギ様に聞くの、お母さま?


「アナッサ、なぜおばあ様に聞くのだ?」


…私が皇帝と同程度の思考力があったと喜ぶべきか、皇帝が生後3か月(または17歳)と同じ思考力しかないのを嘆くべきかどっちなんだろ?……後者な気がする。


「あなた、ナギ様は療養中と称してヴィジラン公爵家の軍事訓練の様子をご覧になっていたのよ」


お母さまからまた新たな事実が発覚した。


「あらあら、それは内緒の約束よ、アナッサ。にしてもバシレウス?貴方、ちゃんと国の統制取れてるの?私、ものすごく心配なのですけれど……」


ナギ様もですか。実は私もです。


「皇帝として最低限何をするべきかのお説教は置いておいて、とりあえずヴィジラン公爵家の結論ね。あそこは基本的には、女帝派ではあるものの中立性を保ちたいみたい。過度の肩入れはどちらに対しても行わないみたいそうよ。ヴィジラン公爵家と懇意にしている貴族の中にはエミール派もいるみたいだし」


お説教はあとだって明言されちゃったよ、お父様。頑張ってね!


中立性を保ちたいって考えには賛同できる。どっちかについたららもう、片方からの反発が大変だもん!逆にお母さまの実家やトリスタン公爵家みたいに意思表示をしてくれる見方にはうまくいったときに最高の褒美を与えなくてはならない。


「あの、ナギ様…?一つ質問をよろしいでしょうか?」


「どうしたの、キリグくん?」


「自身の行う政策を宣言したうえでの貴族ない選挙は皇帝が後継者を指名しなかった場合だけではありませんか?陛下がかぐやを女帝とすると発表すればエミール公爵子息やブリシオ公爵閣下もあきらめると思うのですけれど……」


キリグの質問を聞いてみんなの視線がお父様へ向かった。


「…私は貴族ない選挙で皇帝になった。その時に政策として掲げたのが後継者指名の制度の廃止だ。それなのに、私が後継者を指名しては筋が通らないだろう?」


「お父様の口から筋を通すという言葉を聞くとは思いませんでした…」


ぽろっと思わず言ってしまったのをトリスタン公爵、ばあや、キリグ、お母さまが深くうなずいた。


「ちょっと、みんなひどくない?ていうか、かぐやは女帝になりたいの?なりたいなら指名しちゃってもいいんだからね?」


「そういうところが筋が通ってないのよ…。やっぱり後でお説教が必要なようね。私の得意分野よ!」


お説教が得意分野って何?でもナギ様からのお説教と聞いてお父様が真っ青になっているのだから相当なのだろう。


「母さん、これまでの説明って全部女帝派のことだよね。エミール派はどうなってるの?」


ナギ様、お母様、ばあや、トリスタン公爵、そして私からじとーっとにらまれていたお父様に救いの手をさし述べたのはまたもやキリグだった。


「うん、そうだ。今回はエミール派への対策会議も兼ねてるんだからその話もしなければならない」


対策会議も兼ねてたんだ…。初めて知ったよ。あきれた視線がお父様に降り注ぐ。


「うぅ、みんなしてそんなめでみなくていいじゃないか……。実際ここには女帝はしかいない状態なんだし」


「はぁ、とりあえず陛下のお説教はナギ様にお任せするとして…。エミール派には財政・経済を司るリュクシュール公爵家がついています。調べた限りでは現リュクシュール公爵の意向というよりも前リュクシュール公爵の考えだと思われます。」


「私も妻からの報告を受けてリュクシュール公爵家がエミール派につく利を考えてみたのですが…。ブリシオ公爵家には汚いお金の流れ方があると主張し、自分たちは正常な金の流れ方が好きなのだと公言してきたカネの亡者の集まるリュクシュール公爵家の思考が理解できずわからないのです。」


正常なお金の流れ方が好き…、カネの亡者…、これってまさか‼


「トリスタン公爵、リュクシュール公爵って癖毛に狐目で痩せ型、眼鏡をかけてますか?」


「へ?……そうですね。確かに癖毛で瘦せ型、狐目ではありますが…。なぜそのようなことをお聞きに?あと…メガネとは何でしょう?」


「眼鏡はかけてないけど…うっそー!絶対あの人じゃん!お父様、私リュクシュール公爵に会いたいです!」


「えっ?もしかしてかぐやのタイプってそんな感じの…」


「まったくタイプではないけど会いたいです!」


だって2次元のキャラのそっくりさんに会えるかもしれないんだから!落ち着いていられるわけ…‼


「落ち着いてかぐや。まったく似てなかったから…」


「ナギ様もご存じなのですか?すべてのものが数字で見えて通称「算盤眼鏡」のことを!」


「姫様、ソロバンとは一体…」


「知っているわ。私も好きでよく見ていたもの…」


読んでくださりありがとうございます!ここでかぐやちゃんから挑戦状が届いております。見てやっていただけると幸いです!


「は~い、かぐやです!皆さん、今回出てきた『癖毛に狐目で痩せ型、眼鏡をかけているソロバン眼鏡』誰だと思いますか?コメントに書かなくてもみんなで予想してみて!コメントに書いてくれたら著者さんが喜ぶけど、私には関係ないもん!というわけでかぐやからの挑戦状でしたー!」


…コメント・ブックマークいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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