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第5話 ナルシスト従兄の暴走と極上ディナー

活動報告を挙げてみました!そちらもどうぞ…

晩餐会では裏で毒見が終わってから招待客は食べることができる。つまりいつも冷めたご飯を食べなくちゃいけない。毒とか気にしなくてもいい立場にいたい。温かくて美味しいご飯が食べたいよ!


「前菜のエビと彩り野菜のゼリー寄せです」


今日はお父様が私が好きなものを用意してくれたらしい。お父様がと言うよりかはお母様とばあやが色々と口を出してくれたみたいだけどね。


このゼリー寄せはとてもキラキラしていてまるで魔法みたいに綺麗なの。冷凍エビは大嫌いだったけど新鮮で美味しいエビっていうのもいいよね!


「スープは黄金のコンソメでございます」


黄金のコンソメというのは毒味に時間がかかることに嫌気がさした先代皇后がコンソメにゼラチンを入れることでゼリー状にしたスープのこと。スープとは言わないかもしれないけど、口の中で溶けるみたいで新感覚って感じ!


「魚料理のスモークサーモンのカルパッチョでございます。姫様がお好きなスモークサーモンを使用させていただいております」


スモークサーモンは死ぬ前から好きだった。大好物だったけれど、普通のサーモンより少しお高いからなかなか買ってもらえなかったんだよね。


「御口直しに洋梨のシロップ煮をどうぞ」


これは甘いけれどとってもさっぱりとした味わいで美味しい。ちなみにお砂糖を馬鹿ほど使ってるからダイエット中の方は気をつけて!


「メイン料理の厚切りローストビーフと銀嶺の米粉ブーレ(ロイヤル・スノー・ブール)でございます」


これは皇族しか食べることができない米粉パン!普通の食パンとかは食べられてるけどお米はまだ需要が少ないから高級品なんだって。日本では日本人の主食といえばお米だったんだけどな…。


「デザートはカスタードプリンでございます」


このカスタードプリンがまた絶品なんだよ!口の中でとろっと溶けるみたいで一口食べるだけで幸せになれるの。うちの料理長は本当にすごいんだから!


「おお、口の中でとけるような…」


「甘くはありますが、甘すぎない。深みのある味です!」


ほらみんなにも大好評!おいしさは全世界共通なんだから!


でも平和に終わると思われていた晩餐会は最後に面倒なことになった


「兄上、少し宜しいでしょうか」


そう、ブリシオ叔父様である。たるんだお腹を揺らして臭い息を吐きながらお父様い話しかけた。


「どうした?ブリシオ」


お父様は上機嫌に笑いながら返事をする。


「息子と妻の方が質問があるそうです。」


お父様の異母妹のミーカ叔母様と先程無視してばあやのところに行ったことでむくれているエミール。叔母様はエミールを溺愛している。


「お義兄様、かぐやが可愛いエミールを無視したというではありませんか。どういうことですの?二人は婚約者なのでしょう?」


うわ、キンキンとした声で叫ばないで!思わず耳を塞ぐと


「ミーカ、黙ってくれ。かぐやが嫌がっている。それに其方が私の異母妹だとしても控除を呼び捨てにするのは不敬にあたると習わなかったのか?この話はあとだ」


お父様、(公の場では)かっこいい!


「なっ?お義兄様は私より、かぐや…姫殿下の方が大切なのですか?」


「娘を一番大切に思わない父がどこにいる?アナッサも同じくらい大切だがな!」


…仲睦まじいようで何よりです。隣でお母様が呆れたように頭を押さえている。ブリシオ叔父様、妻を止めなさいよ!


「しかし、叔父上。かぐや姫は私という婚約者がいるにも関わらず…」


いつ、誰が、お前の婚約者になったんだよ?気持ち悪い。視野にも入れたくない人物を婚約者にするほどお人好しじゃないんだわ!


「黙れ。いつかぐやは其方の婚約者になった。この話はあとだと言っただろう?皇帝の命に逆らうつもりか」


初めてお父様がキレているのをみたかもしれない。いつも、お母様に怒られてしゅんとしている姿が多いし。たまに威厳があってもそのあとすぐに「あの威厳ある姿は見間違い?」って思うような言動ばっかりなのに。


「かぐやは一生嫁には出さん!」


「あなた、何馬鹿なこと言ってるの?お嫁に出さなければ笑われるのはかぐやよ?それを望んですわけじゃないでしょう」


やっぱりキレてたのは見間違いっぽい。周りのお客さんもお母様とお父様の会話を見て苦笑いしている。


「やはり、陛下はいつまでたっても皇后様には勝てませんな」


「本当ですわね、陛下の成人式の時はそれは大変でしたもの」


お母様の武勇伝(?)が聞ける!


「そのお話、詳しく教えてください!」


「かぐや、聞かなくてもいいんだよ?ていうか、聞かないで!」


「いいではないですか、陛下。姫様、陛下はですね。成人式で代表挨拶を覚えてなかったんです。」


「ばあやに聞きました。恥をかいてしまっただとか!」


「よくご存知ですね。しかし、そのあと、皇后様がハリセンと呼ばれる紙でできたものを振りかぶって頭を叩かれたのです。」


「そんなこともあったわね。なんて言ってたかしら。確か…」


「「私に求婚している暇があれば練習していなさい!このバカ!」ですわ」


ええ?その時点ですでに求婚されてたの?しかもそれをみんなの前でバラされるとは…。


「お父様」


「…なんだ?」


「ご愁傷様です」


「かぐや、酷くない?!」


途中の変なヤツ(ブリシオ一家)の変な会話など皆の頭から離れ、楽しい会話(お父様の黒歴史)で盛り上がった晩餐会なのであった…。


昔の自分をよく知ってる人ってやりにくいですよね…。お母さまが相変わらず強い!

初めての次回予告です!エミールとの婚約はどうなるのでしょうか。展開をぜひコメント欄で予想してみてください!

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