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第11話 ついに始動!公式ルナコント設立!

第11話


お昼ご飯はとっても美味しかった。ナギ様という大物がいても同じアニオタかもしれないということで緊張がだいぶ薄れていた。ただ、ばあやが


「そういえば、ナギ様。姫様とお花時をなさりたいとのことでしたが…」


とばあやが言ったときはげっ!となってしまった。忘れてたんだもん!でも


「そうね、必要ないわ。午前中だけで知りたかったことの答えは分かったから。それに午後は二人でアニメーションアプリを試してみたいのでしょう?」


とナギ様が私とキリグをチラリと見ながら言ってくれたことでなくなった。


…推し語りだったら全然問題ないけど。


まあ、必要ないと言われてしまったことでその場はお開きになった。そしてキリグとばあや、私だけが残る。


「ばあや、私、昨日ムーンスマート触ってないもんね?今日使えるよね?」


「どうぞ、姫様。まず二人ともルナコントを作成してはいかがですか?」


「確かにそうだな。ルナコントがないと何もできない」


そう言いながらキリグはスイスイと画面を動かして設定をいじり始める。


「キリグ?なぜ、そんなに手馴れているの?」


ばあやが聞く。


「ん?ああ、父さんに教えてもらったんだ。効率的な表の作り方、画像の貼り方とかいろいろ」


ねぇ、キリグそれって…


「キリグ、具体的にどんなことをしたのかもっと教えて頂戴」


ばあやにきれいな笑顔を向けられてたじろぐキリグ。


「えっとな、確か先週の税収と出費の比率の表をグラフにまとめて、そのことに関する簡単で分かりやすいプレゼンテーションを作った」


「うふふふ、これはナギ様がお喜びになりそうね。またお説教をすることができるんだから。キリグ、あなたは自分のルナコントくらい作れるでしょ。姫様に教えて差し上げて。私はあの人を探してくるから」


そういって綺麗な笑顔のまま部屋から出ていく。


「おい、かぐや。どういうことだ?なんで母さんはあんなに怖い顔なんだよ?」


「……無自覚なんだね。キリグ、世の中にはね、知らないふりをした方が幸せなこともあるんだよ」


「お、おう」


「で、どうやって作るの?ルナコント」


「まずはな、この【設定】を開いて【ルナコントを作る】を押す。できたら自分のルナコント名を作るんだ。被ったりしていたらやり直しになって自分だけの名前ができたらそれがそのままムーンメールのアドレスになる」


「名前か。名前って正直に〈皇女かぐや〉にしちゃっていいの?」


「皇族としてのルナコントは国が運用するから必要ない。身分を隠したアカウントだから違う名前にした方がいい」


いわゆる裏垢ってやつか。それなら…


「私の名前、決めた!〈朝霧 あまね〉にする」


朝霧 あまね。それは私の前世の名前。たいしてかわいくなかった前世では名前に気後れしてしまっていたけれど今はかわいいから問題ない!


「それは絶対、他人が使っていないから大丈夫だな。この【ルナコント名】のとこに書いて【完了】を押せば終わりだ」


「できた!初めてのルナコント!やったね!」


「よかったな」


「これがアニメーションアプリかな?ほんとに最初から入ってるんだ!」


このアイコン、なんかYouTubeみたい。色が反対だけど…。


「ここに物語の情景を文章で書いたらそれがイラスト化されるみたいだぞ」


キリグは既に開いて色々試してる。


「キャラクターのデザインは、自分の好きな絵柄を選んでそこから体のパーツを選んでいくらしい。気に入るパーツがなければその絵柄の制作者に直接交渉だな」


「作画が一番大事なんだよ!お金だろうが時間だろうが面倒くさがろうが絶対に本物を突き詰める!」


「まだ何も言ってないぞ。ま、お前がアニメにかける情熱を見てりゃそういうことは想定内だ」


「さすがキリグ!私の子とよくわかってるね!」


「3ヵ月の付き合いだからな。そりゃそうだろ」


……それはあんまり長く感じないよ?私からしたら、たった3ヵ月。なのに3ヵ月もって面白い冗談みたい。冗談じゃないから笑えないけど。


「で、どんな絵柄がいいんだ?先にキャラクターを完成させた方がいいぞ」


「わかった。この絵柄が近いかな?でも瞳の描写に違和感があるからな…。これがダメならそっちかな?こっちは髪の色の付け方が一色で抑揚がないし……。しいて言うなら…」


画面と睨めっこしながら必死に考えていると、その間ずっといじり続けていたキリグが一言


「かぐや、これ違う絵柄のパーツでも組み合わせれるぞ!」


…はい?


「…先に言ってよ!」


「決まったのか?」


「うん!瞳のパーツはオッキオさんで、髪のパーツはカベジェーラさん、服はアトゥエンドさん、肌とかその他の部分をクエルポさんにお願いするよ!」


「わかった。連絡を取ってみるか?服とかはこの身があるだろう?それの美朝背が必要だからな」


「お願い!…ねえ、だれのルナコントでオファーを出すの?」


「オファーってなんだ?」


「えーとね、○○を○○の条件でで頼めますか?って頼むこと。で、だれのルナコントでお願いするの?」


「そうだな、俺のムーンスマートに作っておくか。お前の方がいいか?」


「ううん、私よりキリグの方が使い慣れてるでしょ」


「…否定はしないでおこう。ルナコント名はどうする?」


私たちが作ることになるアニメって、実際地球にあるアニメのオマージュってことだよね?だから…「オマージュ」を使って…。なんかアニメ会社っぽい「スタジオ」を合わせて…


「【スタジオ・オマージュ】!これでいいんじゃない?」


「いいな、お前意外とネーミングセンスがあるんじゃないか?」


「意外って失礼な!まあ、ものすごく安直な名前だと思うよ」


「そうなのか?オマージュってどういう意味なんだ」


「…真似をするって感じの意味合いです(※尊敬、賛辞などの意味を持ちリスペクトをしながら真似をするという言葉です)」


「……聞かない方がよかったな。その言葉の意味を分かる人はいないだろうから大丈夫だと思うけど」


「うん、どうせナギ様にはばれてるからダイジョブだよ!」


すべて答えがわかったとか言ってたからね。


「その「ダイジョブ」が一番心配だ。それとどうするつもりだ?皇女かぐやがかかわっていることをルナコントに書くか?」


「だってそうした方がいいでしょ?人気が出やすくなるし。そちらにしろ「やります!」って公表してるんだから!」


「…陛下に報告だけはしておけよ。アイコンはどうする?」


「私たちのツーショット?」


「絶対イヤだ」


「なんで?ひどくない?」


皇女とのツーショットなんてサイコーじゃん!


「いいか、今はただでさえエミールを婿にとるか、ほかの公爵家からとるかで争ってるんだぞ。ツーショットなんて上げてみろ。『トリスタン公爵家の息子とかぐや姫殿下はそういう関係なんだ!』って騒ぎだす奴らが出るぞ」


「はーい。でもさ、それ以外に良い案ないでしょ」


「……早めにお願いを僕のルナコントから頼んで書いてもらったやつを合成するか」


「わかった。アニメ会社(?)のアイコンはやっぱりアニメがいいもんね」


こうして公式ルナコントの設立はまじかに迫ることになるのであった。

ついに本題に入ることができましたね。そして累計ユニークアクセスが100を超えました!ありがとうございます!次回「閑話 キリグ視点」

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