プロローグ
プロローグ
「ママ、今日もあの話して!」
「しょうがないわね。むかしむかし――」
母の声が、どこか遠くで響いている気がした。
――ある日、おじいさんが光る竹を見つけて……
そこで、意識が途切れた。
***
「……ふぇ?」
知らない天井。知らない匂い。知らない体。
声を出したはずなのに、口から出たのは赤ん坊の声だった。
え、ちょっと状況を整理させて。
まず頭は妙に冴えているのに、体が思うように動かない。
視界はぼやけている。
白黒に近い世界。
手足も思うように動かない。
昔なんかの授業で習った特徴と当てはめると私は今赤ちゃん。
ってことはこれ、もしかして……転生?
夢にしてはやけにリアルだし!赤ちゃんにされるドッキリは流石に無理がある。
普通の高校生だった。
アニメが大好きで、毎日欠かさず観ていた。
健康的な生活だってしていたし、死ぬ理由なんて思い当たらない。
……いや、待って。ホントになんで死んだの?転生できたのは死ぬほど嬉しいけど
最後までアニメを見届けてから死ぬって決めてたのに。
神様にお願いしたのに……
やっぱり転生といえば異世界で無双かな?ヒロイン系かな?悪役令嬢かな?私はどういう存在?
これからどうするべきなんだろう。
「ふふ、かわいらしいわね。あなたの名前はかぐやよ」
突如として優しい声が降ってきた。
「や、やはり、かぐやよりも……」
「いいえ。この子は“かぐや”。この国の皇女にふさわしい、唯一無二の名前よ」
(……皇女?)
「陛下。お名前も大切ですが、これからたくさんかわいがって差し上げればよろしいかと」
「そうよ。……まぁ、一番可愛がるのも私だけど」
この二人が私の両親?もう一人の人は産婆?それとも私の乳母になる人?
私が皇女なら両親は皇帝と皇后か皇妃。これから私は皇女かぐやってとこかな。
……皇女って勝ち確?それとも周りに気をつけないといけないやつ?どっちかわかんないけど少なくとも周りに優しくしてなるべく変な行動しなければ大丈夫かな?
まぁでも全アニオタの夢(著者基準)の転生できた!神様に感謝感激…ではないな。アニメ見終わってない… 神め、許さん!
神を恨む前に早く成長してここがどう言う世界なのか把握したいかな。
中世ヨーロッパみたいなテクノロジとか魔法と無縁なとこだけはイヤだー!それでもアニメみたいな作品だけでも確立させてやる!
国語の授業の延長のつもりですが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
春休み中は、毎日投稿頑張ります!




