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一発ぶん殴らせろ!  作者: 団栗山 玄狐
4 狂信の宇宙
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49 紛争へ

南側との代理戦は西側に軍配が上がる。

更に、南側最新機の情報ももたらされた。


ソプラ・バリトンから参加者であるノブテル・ミズマたち三人に報告された。


事前情報はあったが、南側が代理戦機の残骸を回収ぜずに撤退したこともあり、

残骸回収を西側が行ったことで判明したことだ。


南側の最新機:ネオリアには、人が生体端末という名称で部品化されていた。

薬と洗脳で兵士に仕立て、更に機械と接続して兵器にしていた。


そして、AI搭載型無線式小型自動砲台:クリオネにも仕掛けがあった。

脳波通信を行う為、生体端末と化した人間の細胞を培養し、埋め込んでいた。


最早、人が行う所業ではない。


半壊した機体を回収したことで判明した事実。

機体に残っていた生体端末としての人は、すでにこと切れており

その他の情報は機体情報でわかったことだった。


西側はこのことをどう扱っていいか、困惑している。


ことが事だ。


公にしても、面倒しかない。

その上自軍で利用できない技術だ。



交渉のカードとしても使いにくい事らしい。

さらに言えば、生体端末にされた人の寿命はひと月程度しかなく、

彼らが解放される方法は死ぬしかないらしい。


このことがさらに衝撃を与えた。



ジャスタ・ホワイトはこの非道に涙して、



ノムイッカ・ラシタは苦悶の表情を浮かべた。



ノブテル・ミズマは表情を変えてはいなかったが、

握りしめる拳が白むほど強く握られ、

指の隙間は、僅かに赤くにじんでいた。




そんな彼らにさらなる現実が付きつけられる。


今回の代理戦の元となった惑星で、反乱が激化した。

その原因は、件の宗教団体だ。

彼らは、惑星からの撤退と称して、地表を攻撃したのだ。


証拠隠滅の為だろう、そして件の最新機で西側の軍隊を圧倒したのだ。

西側も対策に乗り出すが、最新機に圧倒され対処できない。


その為、ノブテル・ミズマたちに依頼が来た。

唯一、南側最新機に勝利したからだ。


テノール・フォム・バースピリは参加するしないは、本人に任せると言った。

この件は、あまりにもデリケートであり、非道すぎるからだ。


事実を知ったうえで戦えるかが、分からなかったからだ。



ノブテル・ミズマたちに依頼に参加するかを問うていた。

本来なら彼らには必要ない依頼だ。


戦艦の艦砲射撃で終わるはずだったのだが、

それも南側最新機に邪魔された。


南側最新機の射程外から攻撃しようにも

宇宙風や光線流や重力波などが邪魔をして

上手く照準が合わせられず、敵に当てられない。


かといって近づけば、南側最新機の餌食となる。

攻略の糸口が見つからないのだ。


その状況で三人に何とかしろと言われても無茶な話である。

自分達ではなんともできないから、

何とかしてほしい、というものだ。


流石に三人ともに困惑する。


いくら代理戦で南側最新機に勝利したからと言っても

今度は戦場で何とかできないか、なんて普通は聞いてこない。


言い換えれば、それほどまでに追い込まれているともいえる。


テノール・フォム・バースピリとて無理に参加させる気はない。

彼らは、あくまでも代理戦に参加することを条件にパイロットにしたのだ。


戦争に参加させるためではない。


それは軍部も了承していたはずなのだが、追い詰められているから

藁にもすがりたいのか、こちらにお鉢が回ってきた。


射線計算をAIやコンピューターにさせればいいとも思えるが、

計算ができないほど空間が荒れていた。


その為、計算可能エリアからの攻撃しかできないのだ。

しかもその距離は、南側最新機の射程内。


テノール・フォム・バースピリが管理局権限で

抑え込んでいるが、軍が強制徴兵を行えば作戦参加は逃れられない、と。


これは脅しでも何でもない。

その説明に、


ジャスタ・ホワイトは困惑し、ノブテル・ミズマは静観する。


そして、ノムイッカ・ラシタはヤレヤレと言う感じで、


「もし、強制徴兵になるならモハリド・アードも巻き込んでくれないか?」

と言った。


その真意は、その場の誰にもわからなかった。


私は、痛みを知らない人が嫌いです。

言葉であれ、体であれ、責任が持てない人の行動だと思うからです。

物語もその八つ当たりのように書いてる時があります。


すいません、時折自分がいやになる時があって…

只今、自己嫌悪中なもので。

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