41 機体改修
次に女性陣の機体改修である。
機体名:シナツ
ジャスタ・ホワイト専用小型機動戦闘機。
砲戦型で 重粒子砲は二門あり、小型実弾砲も二門積んでいる。
さらに索敵用に小型ラダドームを二基、ドローンコンテナを一基。
ミサイルコンテナを一基積んでいる。
動力炉には、モノポール・リング・リアクタを積んでいる。
ドローンを使用するため、コックピットコンソールは常人には使いにくい。
この機体は、パイロット負担が激しいため、
AIサポートシステムを組み込んだ。
ジャスタ・ホワイトが嫌がったのだが、それはソプラ・バリトンが押し切った。
最後に、
機体名:アオモール
チュク・ロイドカン専用大型戦闘機。
戦艦級重粒子砲も一門と光学兵器が三門、機銃が六門。
ミサイルコンテナは十五積み込んでいる。
これでは、ただの動く的なので
側面に可動式の圧縮リレフメタル製の物理シールドを四枚取り付けられている。
嫌がられたが、これもソプラ・バリトンが押し切った。
これで一通りの改修が完了したのだ。
ソプラ・バリトンからすれば意見をねじ込んだので
勝利である。
これでもまだ不満はあるが、改修プランで生存率が上がる。
なんだかんだで彼らが心配なのだ。
で、苦労して改修が済んだにもかかわらず、
代理戦に負けて、機体も損傷したのだ。
整備員たちもお冠である。
勿論、ソプラ・バリトンからの説教コースである。
二人は、文句を言われていた。
普段、勝ち星を挙げているだけにあまり強く言われていなかったが、
今回は敗戦だ。
今まで言いたかったことを言われている様だった。
やれ、突撃ばかりしているからです。
やれ、戦い方が単調になってるんです。
やれ、兵器のバランスが悪いからです。
と言いたい放題言われたのだ。
敗戦である。
反論しようにもできない状態で甘んじて受けていた。
整備員たちからは、
「もう少し丁寧に運転しやがれ」
「直したばかりなのにすぐ壊すな」
「直す身になりやがれ」
と罵声が飛ぶ。
お小言が終れば、別の所からと
あちこちからのお叱りがくる始末だ。
最後には
「修理だけでも予算をかなり使ったんだよ。
せめて今回は勝ってほしかったな」
と昼行燈で通すテノール・フォム・バースピリにも針を刺すように言われる。
確かに今回の相手も確かに強かったのだ。
東側で最強と言われる代理戦チームである。
戦い方に定評がり、バランスが良く、戦術が考えられている。
今回も見事に地形を利用した罠を使われ、
見事にノブテル・ミズマたちの利点を封じ込められた。
だが勝てないわけではない。
相手の事を下調べして、戦略にあった兵装で戦えば、
ここまで簡単に負ける事はない。
流石の二人も今回の敗戦と仲間たちのお小言で凹んでいた。
二人は思った。
「もう少し周りの意見も聞こう」と。
実際の話、彼らが二人に対していった文句は、
もう少し突撃を控えろ的なものが多かったのだ。
周囲の人間たちは、二人の事を思ってもう少し慎重に動けと言いたかったのだが、
みんな、不器用だった。
なので二人は怒られたくなかぅたので対策を考える為、
食堂に向かうことになる。
二人が相談していると、そこにソプラ・バリトンがやって来た。
「何二人して深刻な顔してるんですか?似合いませんよ」
「ひどい言い方じゃないの、ソプラちゃん。
みんなに言われた文句をこれからどう上手く言われないようにしようかって、
相談してたのに」
ノムイッカ・ラシタが言うと
呆れるように嘆息し、微笑を浮かべ
「何変なことで深刻なってるんですか。
勘違いも良いところですよ」
と言う。
「どういう意味だ?わからんぞ」
ノブテル・ミズマが真面目に問いかける。
「あのね、みんなは無謀な突撃をしてほしくないから怒ったんですよ
不器用ですからね、みんな」
と言われ、まだピンと来ない二人。
「要は心配してくれているわけか」
ノブテル・ミズマは顎に手を置き、真剣に言うと
「そうですよ、お二人どころかチームの皆さんはなんだかんだで
いい人たちですからね。勝とうが負けようが無事に帰ってきてほしいんですよ」
「そう言えばいいじゃないの」
ノムイッカ・ラシタが不満げに言うと
「仕方ないでしょ、みんな器用じゃないの。
それはアナタたちも同じでしょ」
「そうかね、オレはよくわからん」
ノブテル・ミズマは反応にこまっていた。
「そういうものです。
そんなものだ、と考えてください」
ノムイッカ・ラシタは納得していたが、ノブテル・ミズマは相変わらず困っていた。
その姿が変におかしかったのか、
ソプラ・バリトンは優しい微笑を浮かべていた。
ああ、面倒が増えて困っている妄想族オッサンです。
この話、当初は、四人しか名前無かったんですよ。
ノブテル・ミズマ
ノムイッカ・ラシタ
ソプラ・バリトン
テノール・フォム・バースピリ
だけで話進めるつもりだったんですけど、
なんか、妄想がはかどってしまい、増えました。
あっはっはっ。
やっちまったな、です。
ネタ不足なのに何やってでしょうね、ホント。




