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29 思惑


二つの光の線が黒きキャンパスに描かれる。

その先には、無数の岩石帯に浮かぶ光の集まり。


それは、無数の星の輝きではなく、命の光。

北側の軍隊が展開してい場所だった。


その場所に向けて

二つの光の線は、向かう。


都合のいい正論と数の暴力で動く相手に挑むために。

二つの光の線、四つ足の様なエンジンと四本の腕の砲身を持つ小型高速機動戦闘機と

巨大な筒の様なハンマーを手甲のように付けた人型機が描き出す。


その光を確認した軍隊は、待ち構えるのではなく打って出ていた。


幾つかのミサイルと砲撃が二人を襲う。

勿論、それに合わせてまず人型機がミサイルを三発撃つ。

それはもちろん、撃墜された。


問題はその後、そのミサイルから光る粒子が散らばる。

その粒子の中を敵が通り抜けると、その機体はパチパチを静電気の様なものを散らす。


その後、小型高速機動戦闘機が、左右横に上下にと攻撃をよけ、またはミサイルを撃ち落とし、迫る敵機にミサイルや砲撃を撃ち込む。


その攻撃は、本来あるべきシールドに阻まれなかった。

その為、攻撃は見事に当たり撃墜されていく。


そのそばで、人型機は持ち前のハンマーを振るう。

敵戦闘機の頭を殴り潰したり、腹に叩き込んだり、

敵砲撃をその円筒形ハンマーの側面で受け違う方向に流したり、

している。

円筒形ハンマー自体が、攻撃に当たっても壊れない。

それ自体が攻撃手段であり、防御にも使えるのだ。


なのでその側面で敵戦闘機を叩き折ったりもする。

その上強力なシールドも発生させる。

本来はハンマーの先端部にエネルギーフィールドを発生させて相手を

ぶん殴る為のモノなのだが、流用がききやすいのか

シールド代わりにも使っているのだ。


それは、敵にとって脅威でしかなく恐怖でしかない。

その上自分たちのシールドが使えないとなれば、悪夢でしかない。


彼らは、戦いながら理解する。

目の前にいる二機は、【狂気の圧殺者】と【踊る死神】だと。

死を振りまくだけの悪魔なんだと理解して撃墜されていくのだ。


防衛手段の一つであるシールドを奪われた北側兵士たちは、

二匹の悪魔が振りまく暴力に耐えられず全滅した。



二機は敵の殲滅を確認すると改めて敵部隊を目指す。


「ホントに反則だね、SJ弾って。

まあ助かるけど」

ノムイッカ・ラシタが、軽く言うと


「そうだな、これも副産物なんだが…」


「ああ、ノブ(ノブテル・ミズマの愛称)が作った新型エンジンの?

ハンマーのシールドもそれだよね」


「そうだ。で、この粒子もそうなる」


「なるほど、オレの機体にもその新型エンジンが使われているから…

オレたちはシールドも使えるわけだ」

ノムイッカ・ラシタのその言葉に


「そうなると反則も良いところかな、相手には悪いが…」

申し訳なさそうにノブテル・ミズマ答えた。


「いいんじゃないの、シャレにならん違反は向こうが先だし…

お互い様ってことで」


敵陣からの攻撃は続いている。

それも割と激しめに、それを軽く歩くような感じでよけながら

二人は通信していた。




彼らはそれでも目指す敵に向けて進む勢いを緩めずにいた。












その戦いを遠目にレーダーで確認していたソプラ・バリトンは、

現在、残りのメンバーを誘導していた。


彼女は思う。

『これ、あの二人だけで片付くんじゃないの?』


それは、戦艦の艦橋にいる皆がそう思うほどの圧倒的な戦いだったのだ。

実際それだけではない、今着艦を始めた残りのメンバーも相当である。


あの二人に残りが加わればもはやオーバーキルなのでは、と思ってしまうほどである。


彼らは思う。


…普通に代理戦しておけば、良かったのでは?…

そうすれば、傷も浅かろうに…


北側の権力者の態度には同情の余地などないが、不憫に感じてしまう。

何もこのチームにケンカを売らなくても…と。


ソプラ・バリトンは、気持ちを入れ直し今迎えているチームメンバーの元に向かう。

先ほど二人に話した内容と同じことを伝える為に。


そして、もう行かなくてもいいかもしれないと伝える為に。


それほどまでに、敵を圧倒していたのだ。

特にあの二人は…





ソプラ・バリトンの驚きと呆れをよそに

ノブテル・ミズマとノムイッカ・ラシタの進撃は止まらない。


最初の攻撃は、全滅した。

数的には勝てるはずだったのだが、返り討ちを受け

北側の司令官は驚きを隠せないでいた。


いくら悪名高き相手であろうとも、

たかが二機、その上小型戦闘機と欠陥機と言われる人型機である。

勝てないはずがない。

その上、五十機を向かわせたのだ。

それだけでも数の上では完全なオーバーキルである。


なのに結果は、惨敗で全滅だ。

向かってくる二機は、元気にこちらからの攻撃をよけている。


それだけではない、あちこちで北側部隊が潰されている。

何の悪夢かとも思える。


数の暴力で相手を押し潰す。

こんな簡単なことができない。


向こうは少数で、しかも代理戦用機。

軍用機ではない。

パイロットも民間人で田舎の異邦人だ。


なのに他の二部隊は壊滅寸前。

北側の代理戦用機は、すでに四機撃墜された。



残す北側の代理戦用機こちら側いる二機となり、相手の西側は全機健在だ。

何の間違いかと思える状況だ。


向こうは、バカ正直に六機だけだというのに

結果を見れば、なぜか負けているのは自分たちなのだ。



何がオカシイ、



何故こんな事に。



目を疑いたくなる。



そして、こちらに元気にツッコんでくる西側の二機。

攻撃するも当たらない、部隊を送り込んでも返り討ち。

何が起きている、そう思っても仕方がない。


だが、それは今目の前で起きている現実だ。


更に部隊を送り出す。

このバカげたことを正常に戻すために今度は戦艦付きで。

戦艦一隻と支援艦一隻、それに戦闘機百。


これでも大盤振る舞いだ。

たかが二機相手に向ける戦力ではない。


しかも岩石帯に伏せていた部隊だ。

向こうには気がつきにくいようにステルスと迷彩もかけてある。

不意打ちが確実にできる。


これであの目障りな二機が潰せる。

と安心していた。


むしろ、これで墜とせないハズがない。

確信していた。


さあ、恐怖に喚け、命乞いをしろ。


北側司令官は勝利を明確に意識していた。


真っ向勝負いいですね。


思惑もあるけど、何かうまく回せない

不器用野郎です。



考え方が古いんでしょうかね。

まあ、オッサンですしね。



妄想族のオッサンは

現在、妄想街道徐行中です。



爆走はできません。

それどころか一時停止も多いですね。

進みません。


落とし物も増えて気ばかりです。

申し訳ございません。


では、改めて

誤字脱字、感想など、どんと来いです。


まあ、単純に自分では見えないところを見つけてほしい、

ってのが本音というか、情けない限りです。



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