表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/24

11 後始末



戦場のあちこちで煙が上がり、

見た限りでもひどい惨状である。

木々は燃え、なぎ倒され、穴を穿つ。


穿たれた穴が大きく、小山が出来ているところもある。

それも一か所二か所ではすまない。


更に、未だに北側が仕掛けた兵器が誘爆しているところもある。


第三者から見てもよくもまあここまで兵器を仕掛けていたなと、

思ってしまうほどの量だ。


それでも北側の仕掛けた兵器は、約九割は潰されていた。

最大火力で相手を押し潰して、有無を言う時間も与えずに

勝ちをかっさらうハズが、返り討ちで大損害を被ることになったのだ。



今回の代理戦は西側の圧勝といったところだろう。




各機体が帰還してきていた。

空戦のパイロットたちは、緊張が解けたのか

簡易テントで座り込み、うなだれていた。

なれない重力下の空戦で気を張りすぎたのだろう。



陸戦のパイロットたちは少し異なる。



チュク・ロイドカンは、今、目覚めたばかりのように背伸びして

爽快な顔つきである。

ミサイルをしこたま撃ち込んでご満悦である。



ノムイッカ・ラシタは、自身の機体の上で倒れ込んでいた。

不利な中での味方からの攻撃もあり、対応に疲れ果てたようだ。

普段の軽口が出ないようだった。



ノブテル・ミズマは、近くの木の下で座り込み空を見上げていた。

こちらも緊張から解放されて呆けていた。






戦場の状況を簡易ベース内で

つぶさに見ていたソプラ・バリトンは、呆れていた。

「これだけの不利と無茶をよくもまあ…」


「良いじゃないか、勝ったんだし。

終わりよければすべてよしだよ」

その横で録画内容の確認に励むテノール・フォム・バースピリが答えた。


「そうですか?まだ面倒事残ってますけど」

と、彼女は後ろで騒いでいる男性をチラ見する。


今回の不利な戦いを仕組んだ一人、エート・コゴジャン交渉官だ。

彼は、それは嬉しそうに胸を張っていた。


「いいんじゃないですか。

バカにつける薬はありませんし、相手するのにも疲れます」

バカに見向きもせず、書類と映像の整理に忙しなく動いていた。

普段の昼行灯が嘘みたいに感じる。



「でも、納得できません。あいつに手柄を持ち逃げされたみたいで」

憤慨するソプラ・バリトンに



「なに言ってるんだ?手柄なんかやらんぞ」

と、さも当然のように答えた。



「はいっ?!」

驚いた顔で彼を見ると



「そこまで上層部も私も甘くないよ。

根回しはしたし、もともと彼の素行も悪すぎた。

だから、手柄なんかやらんし、無傷で済ますつもりもないですよ」

と、言い切った。



「そうなんですか。

でも、それならますます自由にさせていいんですか?

あのバカ、外に出ましたよ」

と、いつの間にかいなくなったことを言うと


ひょうひょうとしていたテノール・フォム・バースピリは慌てだす。



「まずいな、ホントに身勝手なやつは行動が読めん。

ソプラ君、悪いけど代理戦の録画を整理しておいてくれ。バックアップも頼む」

と、いうと近くにあったタブレットを掴み、立ち上がる。


「わかりました。

でも、どうしたんですか、急に慌てて。

イベントでもあるみたいに…」

と、呆けた顔で言うと


「いやね、約束があるんだよ。それもお得意様用の」

と、いうと部屋を後にした。



「何を慌ててるんだか…」

と、冷静に彼を送り出していた。


絶賛妄想街道爆走中の妄想族(古い古すぎる)のオッサンです。


今回は短めですが、ゴールに向けて

爆走しますよ。

落とし物も多いです(笑)が、それ以上にたどり着かないといけませんから。



では、改めて

誤字脱字、感想など、どんと来いです。


まあ、単純に自分では見えないところを見つけてほしい、

ってのが本音ですけどね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ