表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/9

奇襲作戦の準備

恭介は空中に浮かぶ立体地図を凝視し、手元にあった紙のような材質のメモに筆記具を走らせていた。リリスやゴルドの視線が集まる中、彼は一心不乱に作戦の骨子を練っている。


「敵のフィーバー(主力拠点)はこの辺りだな。」恭介が指差したのは、赤い点が密集したエリア。「ここを叩くのは悪手だが、この東側の補給路――ここは薄い。敵の兵站線を切断すれば、主力は崩れる可能性が高い。」


リリスが地図に目を移しながら問いかけた。「しかし、魔王子様。その補給路は勇者軍の監視部隊が守っています。そこを突破するのは危険では…?」


「補給路自体が高価地目標だ。そこを狙うなら、監視所の動向を先に確認しろ。」恭介はきっぱりと言い切った。「監視所を見つけ次第、即報告を上げる。それに合わせて奇襲を仕掛ける。だが、無駄な犠牲は避けたい。」


リリスとゴルドは、恭介の冷静な判断に思わず頷いていた。そこには、自衛官として数々の作戦を指揮してきた彼の経験と信念が滲み出ていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ