2025.5.4 倍々ゲームモドキ
日々の散歩で、ため池にヒシの葉の緑が増えていくのを眺めていて、ふと思い出した。
昔何で読んだか忘れてしまった話がある。話の詳細もうろ覚えだ。
あるところに一つの池があった。池に睡蓮の葉が一枚生えてきた。睡蓮の葉は翌日には二枚、翌々日には四枚、その次の日には八枚と倍々になって増えていく。睡蓮の葉はちまちまと増えて、とうとう池の半分まで覆うまでになった。さて、池一杯に睡蓮の葉が塡まるのはいつでしょう?答えは翌日。
この話のオチが、「努力する者は報われる」という美談になるのか、「半分までは時間が掛かったのにそこからはあっという間」という恐怖であるのか、覚えてない。
ヒシの葉の芽吹きは倍々ゲームまでは行かずとも、それに近いものがある。恐怖ではなく、自然の猛威。
4月11日 ほぼ水面に浮遊物無し
4月16日 桜の花びらとヒシの葉が少し
4月21日 ヒシの葉がだいぶ増えてきた
4月27日 ほとんどヒシの葉で水面が覆われている
5月18日 びっしりのヒシの葉で水面が見えない
ヒシの葉を掻き分けないといけないので、カモやバンの姿はほとんど無い。その内、オタマジャクシがカエルになったら、ヒシの葉の上で日向ぼっこする姿を見ることが出来るはず。




