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2025.5.15 アベリアの花

葉っぱだけだったアベリアに花が咲き出した。まだ花量はさほど多くはない。ちらんほらんと遠慮がちに、ひっそりと咲いている。

スマホで葉っぱが斑入りのアベリアの花の写真を撮ってから、あれ?と疑問が湧いてきた。

アベリアの花って、一年中咲いてなかったか、と。

直ぐさまスマホで園芸サイトを調べてみた。花期は関東以西で5月中頃〜10月末とある。

確かにこの冬はアベリアの花を見かけなかった。ただ、厳冬だったから咲いていなかったのだと思っていたのだ。

花の散った後の(がく)をついこの間まで葉っぱのようなものと思っていたから、花と萼を見間違えることは無い。

記憶とネットのサイトを根気よく漁る。

遂にこれだ!というブログの文章を発見。「冬にも咲くアベリアの花」というタイトルだ。しかも、筆者は萼のことを「赤い若葉がとてもきれいです。まるで花のよう・・(*^^*)」と書いておられた。

お仲間がいた。

さて、アベリアの花が冬にも咲くことは確認出来た。

では、どこで冬に咲いているのを見たのだろうか。

結論。特定出来ないくらい、あちこちで見た気がする。何しろ道路脇や遊歩道脇、公園など幅広く植栽されている。

今住んでいる所でだって、幹線道路沿いにずずずいっと植っていて、もう単なる風景と化している。

ついでに言うなら、花の最盛期にこれでもかというくらい漂う花の甘い香りは、最初は良いけれどその内うんざりしてくる。嫌でも鼻につく香りに、ああアベリアがたくさん咲いているんだなぁ…と無理矢理意識化されるくらい。こういうのを「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言うのだと思う。


挿絵(By みてみん)




蛇足の話。

アベリアの花で検索していたら、アベリアの花酵母から日本酒を作っている醸造所を発見。アベリアの花酵母の特徴は「甘くみずみずしい香り、後味のキレの良さ」とのこと。

果実からの酵母は知っていたけれど、花からも酵母が出来るんだなぁとしみじみ。

お酒は飲まなくてもいいけれど、花酵母から作ったパンは食べてみたい。どこかで作ってないかなぁ。

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