スズメのホッピング
朝起きたらスズメの鳴き声が聞こえる。ちゅん、ちゅん。鳴き声を耳にすると、その愛らしいスズメの姿が脳裏に思い浮かんでくる。知らず、ほっこりする。
ところで、地面に降りたスズメは歩かない。チョンチョンと、二本の脚で跳ねて前へ進む。
ほぼ同じくらいの体長のセキレイはぺぺぺぺぺぺと小走りに前に進む。
何が違うのだろうと考えてみる。脚の長さしか考えられない。加えて体重が軽いので、跳ねても負荷は少ないので、歩くより跳ねることになるのだろう。
少し前に、鳥が跳ねたり歩いたりする動作の用語があることを初めて知った。
ホッピングとは、「両脚を揃えて跳ねるように移動する歩き方」。
ウォーキングとは、「人と同じように、足を交互に動かす歩き方」
なるほどぉ。
ホッピングは主に樹上生活を送る小型の鳥。ウォーキングは中型以上の鳥。
もちろん、例外も存在する。小型でも脚が長いセキレイやチドリはウォーキングオンリーだし、カラスやハトはウォーキングがメインだけれどたまにホッピングをしている。本当にたまに、だ。カラスだと、ウォーキングとホッピングの割合は8対2くらいかなぁ。その上、時々翼をバタバタさせて誤魔化していることもある。ハトのホッピングなんて、ホッピングするなら飛んじゃうぜってな感じなので、凄く貴重だ。
ホッピングとウォーキングを分ける、脚の長さの比率?のようなものがあるのかと調べてみたが、長さよりも身体の構造の差異に因るらしい。脚の長さではなく、構造だったとは。納得。
ホッピングするのに適した、くの字の脚。それを支える筋肉。生体構造的バネのよう。
疑問が解けて、スッキリ。




