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2025.9.20 お彼岸

内容に納得がいかず、投稿が遅れてしまった。

サラッと切り上げるつもりだったのが、ついスピリチュアルな方向へ向かってしまってお手上げ状態である。

個人的にスピリチュアルとは縁遠い生活をしているので、スピリチュアルを語る資格は無いと思っている。なので、後半の記述が随分と舌足らずなこと、申し訳なく思う。

本日、秋の彼岸の入りになる。

「暑さ寒さも彼岸まで」。そういわれるとおり、お彼岸は年に2回あり、春は「春分の日」、秋は「秋分の日」のそれぞれを中日とし、その前後3日間をあわせた7日間がお彼岸となる。

「春分の日」、「秋分の日」は太陽が真東から出て真西に沈む日。浄土思想では極楽浄土は西方にあり、西方に沈む太陽を礼拝することが習いだ。煩悩を払うため西に沈む太陽に祈りを捧げ、極楽浄土へ想いを馳せる。また、「この世とあの世が最も近く、通じやすい日」と考えられたことから、この日に西に向かって拝むと、功徳が施されるとも信じられた。よくよく考えるまでもなく、仏教色が強い。

春のお彼岸には牡丹ぼたんの花にちなんだこし餡入りの「ぼた餅」を。秋のお彼岸には萩の花にちなんで粒あん入りの「おはぎ」を仏前にお供えするのが一般的だ。ただ昨今ではお供えせずとも、クリスマスケーキのように季節の行事的なポジションとして「ぼた餅」「おはぎ」は存在している。

なので今日は朝から、スーパーの食品売り場では彼岸団子の特設コーナーが作られ、和菓子屋さんでも一等地に彼岸団子のパッケージが積み積みになっている。私個人としても、お気に入りの和菓子屋さんのおはぎを朝から購入。午後のおやつタイムにミルクティーと一緒にいただく予定だ。


「春分の日」・「秋分の日」は古代より特異点として扱われている。

例えば。日が昇る太平洋側に面した玉前神社(千葉)から、日が沈む日本海を目前に望む出雲大社(島根)を結ぶ、700km以上にも及ぶレイライン。このライン上に、寒川神社(神奈川)、富士山、身延山(山梨)、伊吹山(滋賀、岐阜)、竹生島(滋賀)、元伊勢 皇大神社(京都)、大山(鳥取)といった、日本を代表する聖地が並んでいる。東西を貫くこのラインが「春分の日」・「秋分の日」に太陽の通り道となることから、神道や修験道の世界では「御来光の道」と称され、現在も強力なパワースポットとされている。

飛騨金山にある金山巨石群。その中の岩屋岩陰遺跡巨石群では、冬至の日の入り、春分の日の入り、秋分の日の入りを観測する仕組みが発見されている。

ユカタン半島にある世界遺産チチェン・イッツァのエル・カスティージョ神殿(ククルカン神殿)は、四方に91段の階段を持つピラミッド型の建造物。春分の日・秋分の日には、太陽の光が階段に沿って影を作り、まるで蛇が神殿を降りてくるかのような視覚効果を生み出している。この現象を「ククルカン降臨」と称す。

エジプトの紀元前1250年頃にラムセス2世により建造された「アブ・シンベル神殿」。正面にそびえる4体のラムセス2世像が有名だが、入り口から60メートルほど奥に、さらに4体の神像が存在する。そして、「春分の日」・「秋分の日」の年2回のみ、日の出の光が神殿の奥まで届き、神像が明るく輝く構造となっているそうな。

ちなみに。イギリスのストーンヘンジは夏至と冬至は対応しているが、春分、秋分には対応していないらしい。てっきり対応していると思い込んでいた。今回この話を書くにあたり、裏付けを取ろうとして初めて対応していないことを知った。

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