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2025.9.11 歩道にあるもの

雨上がりの乾きかけた歩道を歩いていて、妙に気になるものを歩道に見つけた。1cmくらいの平たく黒い物体が点々と。思わず、上を見上げて電線があるか確認する。電線があれば鳥の(ふん)のはずだから。見上げる空には電線は無く、街路樹も無し。鳥や虫の糞ではなさそうだ。では、この黒い物体は何なのだろう?


挿絵(By みてみん)


歩きながら、あれこれ考えてみる。黒い物体はいずれも歩道のコンクリート平板にぺったりと張り付いて見えるので、虫の死骸(しがい)ではない。雨降りに散歩に出歩いたミミズの糞…?と考えたけれど、ミミズの遺骸(いがい)は全く見当たらないし、糞とは大きさも違う。

黒い物体はかなりの範囲で確認出来た。100mか、それ以上。

立ち止まって黒い物体の張り付いたコンクリート平板を観察してみる。平板と平板の隙間を見た途端、これだ!と閃きが来た。

なんのことは無い、平板と平板の隙間(すきま)にいつの間にか溜まった土塊(つちくれ)が、強い雨足に浮いてコンクリート平板の上に(はじ)き出されたものだった。そういう目で平板と平板の隙間を見てみると、彼方此方(あちらこちら)に土塊の()がれた跡がある。


挿絵(By みてみん)


あ〜、スッキリした。これにて一件落着。

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